川端龍子vs高橋コレクション。大田区立龍子記念館のコラボレーション企画展に会田誠、山口晃ら参加
大田区立龍子記念館で、龍子の代表作と4名のアーティストによる作品が一堂に会する企画展「川端龍子vs. 高橋龍太郎コレクション―会田誠・鴻池朋子・天明屋尚・山口晃―」が開催される。会期は9月4日~11月7日。
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(C) AIDA Makoto, Courtesy of Mizuma Art Gallery
「会場芸術」を提唱し、豪放な筆致で大画面の作品を描いた近代日本画の巨匠・川端龍子(1885~1966)。大田区に暮らした龍子が、1963年に自らの発意と設計によって自宅の前に開館したのが龍子記念館だ。現在は大田区がその事業を引き継いで運営を行っており、今年で30年目を迎える。
この大田区立龍子記念館で、コラボレーション企画展として「川端龍子vs. 高橋龍太郎コレクション―会田誠・鴻池朋子・天明屋尚・山口晃―」が開催される。会期は9月4日~11月7日。
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本展では龍子の代表作とあわせて、日本屈指の現代アートコレクター・高橋龍太郎のコレクションから会田誠、鴻池朋子、天明屋尚、山口晃の作品を紹介。今回の企画は、精神科医である高橋が大田区蒲田でクリニックを長年にわたり経営し、地域との関係性を築いてきたことから実現したものだ。
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龍子が大画面に戦闘機を描いた《香炉峰》(1939)と会田誠《紐育空爆之図》(1996)の対比をはじめ、鴻池朋子《ラ・プリマヴェーラ》(2002)と龍子が金彩のみで草むらを表した《草の実》(1931)、天明屋尚《ネオ千手観音》(2002)と龍子の自宅の一室に納められていた仏像「十一面観音菩薩立像」、そして山口晃《五武人圖》(2003)と龍子の武者絵《源義経(ジンギスカン)》(1938)など、時代を超えて共鳴する作家のイマジネーションの世界を垣間見ることができるだろう。
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