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「サラ・モリス 取引権限」(大阪中之島美術館)開幕レポート。日本初の美術館個展に代表作が集結

大阪中之島美術館で「サラ・モリス 取引権限」が開幕した。会期は4月5日まで。

文・撮影=三澤麦(ウェブ版「美術手帖」編集部)

展示風景より、《スノーデン》(2026)

 大阪中之島美術館で「サラ・モリス 取引権限」が開幕した。会期は4月5日まで。担当学芸員は中村史子(大阪中之島美術館 主任学芸員)。

 サラ・モリス(1967~)は、ネットワーク、グローバリゼーション、建築、組織や制度、都市への関心を軸に制作を続けてきたアーティストだ。現実と抽象を横断する表現を用い、都市や権力構造を主題とした作品を多数発表している。

サラ・モリス

 大阪中之島美術館は、モリスの作品を日本で初めてコレクションに加えた美術館であり、所蔵作品には大型絵画や映像作品《サクラ》(2018)が含まれる。本展は、そうした収蔵をひとつの契機として開催されるもので、モリスにとって日本初の大規模美術館個展となる。30年以上にわたるキャリアのなかで制作された作品が一堂に会し、代表的な絵画約41点、映像作品17点に加え、ドローイングやポスター、関連資料も多数展示されている。

 開幕に先立つ記者発表で、モリスは本展への思いを次のように語った。「日本でこのような個展を開催できることを光栄に思う。タイトルの“取引権限”は、私たちが日々どのような関係性のなかで生きているのかを示す言葉だ。例えば、アートには影響力というパワーがあり、それはアートにとっての取引権限とも言える。そして、この美術館で個展を開催できることは、私自身にとっての取引権限でもある。展示に関わってくださった多くの方々に感謝したい」。

展示風景より

編集部