
美術評論家連盟、「あいちトリエンナーレ2019」の補助金交付決定について声明を発表。「表現の自由」擁護求める
3月23日、文化庁は全額不交付としていた「あいちトリエンナーレ2019」への補助金およそ7800万円を、6600万円に減額して交付する方針を示した。4月4日、美術評論家連盟はこの方針転換について声明を発表した。

3月23日、文化庁は全額不交付としていた「あいちトリエンナーレ2019」への補助金およそ7800万円を、6600万円に減額して交付する方針を示した。4月4日、美術評論家連盟はこの方針転換について声明を発表した。

第1回
新型コロナウイルスの影響で、会期途中で閉幕した展覧会や臨時休館となってしまった展覧会などの展示風景を紹介する「Museum from Home」。第1回は、開幕日が未定の東京都現代美術館「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」をご紹介します(5月27日追記:同展は6月9日開幕)

新型コロナウイルス感染症の影響により、東京・京橋のアーティゾン美術館が次回3展の開幕延期、当面のあいだの臨時休館を発表した。

未来美術家として独自の活動を展開する遠藤一郎。現在、遠藤による「ほふく前進御百度参り」プロジェクトが、YouTube上で公開されている。本プロジェクトは、武蔵一宮氷川神社の参道を這いつくばりながら踏破しようという試みだ。

新型コロナウイルスの影響で自宅で過ごす時間も多い昨今。そこで、この機会にぜひ読んでおきたい美術書10冊をピックアップ。比較的手に入りやすい2010年以降の本をセレクトしてお届けする。

政府や自治体による大規模イベント等の中止・延期等の要請や「不急不要」の外出自粛要請、そのような自粛を呼びかける報道等により、美術・演劇・音楽等、文化芸術活動を行うアーティストや関係者らがイベント中止等により損失を受けている。こうした損失は、法的に補償されるものなのか? 「自粛と給付」はセットかという問題について、文化芸術活動への助成に関する訴訟にも携わっている弁護士兼行政法研究者が解説する。

新型コロナウイルスの影響で一時的に休館しているロサンゼルスの私設美術館「ザ・ブロード」が、草間彌生の鏡の部屋《Infinity Mirrored Room-The Souls of Millions of Light Years Away》をサウンドアートと組み合わせるプロジェクト「Infinite Drone」をオンラインで公開している。

3月14日に開幕したオーストラリア最大のアートイベントのひとつである「シドニー・ ビエンナーレ2020」が、新型コロナウイルスの拡大により開催を一時的に中止している。今後、「Google Arts & Culture」と連携して展示をオンラインで公開予定だ。

大分県立美術館の開館5周年を記念し、同館の設計を手がけた建築家・坂茂の大規模な個展「坂茂建築展―仮設住宅から美術館まで」が開催される。本展は、坂が35年にわたって行ってきた建築活動を写真や模型、多数の実物大模型で紹介するもの。会期は5月7日開幕予定。

複数の場所と回数に分けて、6作家の作品を展示した「パンゲア・オン・ザ・スクリーン」展。企画者の山形一生は、これらのばらばらの鑑賞体験を、ウェブ上に画像を掲載し、アーカイブすることで、ひとつの物語にすることを目指している。この未完のプロジェクトについて、TAV GALLERYと横浜会場を体験したアーティストの大岩が、展示や体験の分断という現状を横目で見つつ、同展を分析する。

コンサルティングファームのケイスリー株式会社は、新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、芸術文化活動の実態把握と政策提言などのためのアンケートをスタートさせた。

第1回
新型コロナウイルスの影響により、世界各国の文化セクターが大きな打撃を受けている。こうしたなか、文化政策に求められるものとは何か? フランス語圏ヨーロッパ・北米における現代舞台美術を専門とする早稲田大学教授・藤井慎太郎が、現状把握とともに提言する。

新型コロナウイルスの影響により、世界各国の文化セクターが大きな打撃を受けている。こうしたなか、文化政策に求められるものとは何か? フランス語圏ヨーロッパ・北米における現代舞台美術を専門とする早稲田大学教授・藤井慎太郎が、現状把握とともに提言する。

メンズアンダーウェアブランド「TOOT」は、2011年より、美術家・横尾忠則とのコラボレーションアイテムを展開してきた。現在その第3弾が、TOOTの公式ウェブサイトおよび全国のショップほかにて発売されている。

新型コロナウイルスの影響により、美術館の休館やアートイベントの中止・延期が相次ぎ、政府は不要不急の外出を控えるよう要請している。こうした状況のなかでも自宅でアートを楽しむことができる方法を、これまでウェブ版「美術手帖」に掲載した記事のなかからまとめて紹介する。

あいちトリエンナーレ2019内の一企画だった「表現の不自由展・その後」。そのなかで展示されたキム・ウンソン&キム・ソギョンによる《平和の少女像》は、同展展示中止へと発展するきっかけのひとつとなった。大きな分断を可視化させたとも言えるこの作品について、小田原のどかが日韓関係を振り返りながら考察する。

「ポップ・ハプニング」と称するパフォーマンスや東京都知事選立候補などで知られる美術家・秋山祐徳太子が、4月3日に老衰のため死去した。享年85。

J・ポール・ゲティ美術館やゲティ研究所、ゲティ保存修復研究所などを運営しているアメリカ・ロサンゼルスのゲティ財団。同財団は、新型コロナウイルスの影響を受けた地元の非営利の博物館や視覚芸術団体を支援するために、1000万ドル(約10億8000万円)の救済基金を創設することを発表した。

今年5月に開催予定だった「ふじのくに⇄せかい演劇祭2020」およびふじのくに野外芸術フェスタ 2020 静岡『アンティゴネ』の公演中止が発表された。

兵庫県立美術館は、4月18日から同館ギャラリー棟3階で開催予定だった展覧会「明治の金メダリスト 大橋翠石」兵庫展の中止を発表した。開幕前の展覧会が延期ではなく中止となるのは異例だ。