「Black Lives Matter」関連の資料収集へ。米国立アフリカ系アメリカ人歴史文化博物館などスミソニアン3館が連携

アメリカ・スミソニアン博物館群のなかにある国立アフリカ系アメリカ人歴史文化博物館など3館は、アメリカで巻き起こっている抗議活動「Black Lives Matter」の関連資料を収集する方針を明らかにした。

国立アフリカ系アメリカ人歴史文化博物館 出典=ウィキメディア・コモンズ(By Frank Schulenburg - Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=87514400)

 アメリカ・スミソニアン博物館群のなかにある、国立アフリカ系アメリカ人歴史文化博物館、国立アメリカ歴史博物館、アナコスティア・コミュニティ博物館の3館は、「Black Lives Matter」に関連する資料を収集する方針を明らかにした。

 スミソニアン博物館によると、これら3館はワシントンD.C.のホワイトハウス北側にあるラファイエット広場周辺で起こった抗議デモを記録し、収集・保存するために連携。しかしながらスミソニアンの収集過程は複雑であるため、現時点では、どのような資料がコレクションの一部になるのかは明言できないという。 

 今回の博物館の連携によって、スミソニアンの学芸員は現地の活動家やグループと協力しながら、「Black Lives Matter」の重要な瞬間を、正確に記録することができるようになるとしている。

 なおスミソニアン博物館は、新型コロナウイルスのパンデミックにおいても、関連資料の収集を4月時点で明らかにするなど、時事的な出来事に迅速に対応する姿勢を見せている。

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