「ジオ・ポンティの眼:軽やかに越境せよ。」展(21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3)開幕レポート。ジオ・ポンティの視点と越境するデザイン

東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3で、20世紀イタリアのモダニズムを代表する建築家でありデザイナーであったジオ・ポンティの制作を紹介する展覧会「ジオ・ポンティの眼:軽やかに越境せよ。」がスタートした。会期は3月31日まで。

NEWS / REPORT

ノスタルジアが美術史になるとき。エイドリアン・ファベル評「レントゲン藝術研究所とその周縁−1990年代前半の東京における現代美術−」

1990年代初期の先駆的なアートスペース「レントゲン藝術研究所」とその周辺をインタビューや様々なアーカイヴ調査で掘り下げる展覧会「レントゲン藝術研究所とその周縁−1990年代前半の東京における現代美術−」が、昨年12月に東京藝術大学学生会館で開催された。レントゲン藝術研究所の影響や1990年代の東京の現代アートシーンについて、社会学者/現代美術の批評家であるエイドリアン・ファベルが論じるエッセイをお届けする。

REVIEW

第8回

アートと気候危機のいま vol.8 フランシス・アップリチャードとマルティーノ・ガンパーのまなざし。能動的に環境意識を持って生活し、制作する

NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]設立メンバーのひとりであり、「TOTAL ARTS STUDIES(TAS) 」プログラム・ディレクター、ロジャー・マクドナルドが、ニュージーランド生まれのアーティスト、フランシス・アップリチャードとイタリア出身のデザイナー、マルティーノ・ガンパーにインタビュー。気候危機とアートについての対話をお届け。*The English version is below the Japanese

近くて遠い、私的な経験と普遍性とのあいだを行き来する。渡辺亜由美評「春望 Gazing at Spring」

コダマシーン(金澤韻+増井辰一郎)が企画し、昨年12月に京都で開催された「春望 Gazing at Spring」展は、2022年上海のロックダウンを端緒に私的な経験を公開の場で開示する展覧会だ。自然や社会との関わりを見つめる5人のアーティストを紹介し、私的なものがどのように普遍的なメッセージへと昇華するかを探る本展を、京都国立近代美術館の特定研究員・渡辺亜由美がレビューする。

REVIEW

ルーヴル・アブダビのドームで作品が展示できるチャンス。「リシャール・ミル・アート・プライズ」が応募を受付中

ルーヴル・アブダビがリシャール・ミルと共同で開催している「リシャール・ミル・アート・プライズ」が、第5回目の募集を行っている。新進気鋭から中堅のアーティストを対象に、ルーヴル・アブダビのドームでの作品展示の機会が与えられる。

NEWS / HEADLINE

PREMIUM

第31回

「モノ」を写すという行為から表現の在り方を考える。芦髙郁子が語る「BUTSUDORI ブツドリ:モノをめぐる写真表現」(滋賀県立美術館)

美術館の学芸員(キュレーター)が、自身の手がけた展覧会について語る「Curator's Voice」。第31回は、滋賀県立美術館で開催中の「BUTSUDORI ブツドリ:モノをめぐる写真表現」(〜3月23日)を取り上げる。写真家たちは「モノ」を「撮る」という行為を通じてどのような試行錯誤を行ってきたのか。担当学芸員の芦髙郁子が語る。