PREMIUM

歴史を越えて響くキーファー作品──2人のキュレーターが語る、「いま」キーファー展を行う意義

2025年3月7日、アムステルダムでアンゼルム・キーファーの大規模展「Sag mir wo die Blumen sind」が開幕した。本展は、ファン・ゴッホ美術館とアムステルダム市立美術館による共同キュレーションのもと、キーファーの新作を含む幅広い作品を展示する。2019年に構想が始まったこの展覧会は、どのような経緯を経て実現したのか。そして、今日の社会・政治情勢のなかでどのような意味を持つのか。長年美術館に携わるキュレーターたちに、その背景と意義を聞いた。

INTERVIEW

「ゾフィー・トイバー=アルプとジャン・アルプ」(アーティゾン美術館)開催中。担当学芸員が語るその魅力とは

東京・京橋のアーティゾン美術館で展覧会「ゾフィー・トイバー=アルプとジャン・アルプ」が6月1日まで開催されている。20世紀前半を代表するアーティストカップルであるゾフィー・トイバー=アルプ(1889~1943)とジャン・アルプ(1886~1966)。その個々の創造と協働の軌跡を紹介する本展を担当した同館学芸員の島本英明に、2人の作品の魅力や関係性を聞いた。

INTERVIEW / PROMOTION

国立アートリサーチセンターがガイドブック『文化的処方のはじめの一歩』を公開。「文化的処方」の実践をサポート

国立アートリサーチセンターがガイドブック『文化的処方のはじめの一歩』を公開。アートやケアに関心のある人々に向けて、「文化的処方」の定義や日本における5つの実践事例を、分かりやすく参考にできるかたちで紹介するものとなっている。

NEWS / HEADLINE

第83回

櫛野展正連載「アウトサイドの隣人たち」:偉大なるアマチュアリズム

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第83回は、再生紙を使ったクラフトバンドを加工して作品をつくり続ける「六空(ろっくう)工房」の川原千明さん、「裂き織り 織り工房楽」の山田清春さん・山田真知子さん夫妻に迫る。