
愛知県美術館と愛知県陶磁美術館が地方独立行政法人化。2館一体運営へ
愛知県は、県が運営する愛知県美術館と愛知県陶磁美術館について地方独立行政法人制度化し、2館一体で運営する方針を固めた。

愛知県は、県が運営する愛知県美術館と愛知県陶磁美術館について地方独立行政法人制度化し、2館一体で運営する方針を固めた。

日本画家・川端龍子(1885〜1966)の作品と高橋龍太郎の現代美術コレクション作品とを融合させた企画展「ファンタジーの力」が、東京・大森の大田区立龍子記念館で開幕した。会期は2025年3月2日まで。

アトランタ・デザイン美術館で展覧会「CHARACTERS: Type in Action」が開催中。フォントを制作する会社「Vocal Type」の実践を通じて社会正義運動の歴史をたどり、タイポグラフィが持つ力強いメッセージ性や、多様性が創造性を豊かにする可能性を示す注目の展示となっている。

麻布台ヒルズにオープンしたボッテガ・ヴェネタの新ストア。ここではアーティスト・三嶋りつ惠による作品に注目だ。

異なるアプローチをもちながらも、アイデンティティを考察する作品を発表してきた森村泰昌とシンディ・シャーマン。ふたりの写真作品を初めて一堂に紹介する展覧会「仮面の舞踏」が香港のM+で開催される。会期は12月14日〜2025年5月5日。

絵画や彫刻などの専門的技術のみならず、時代や社会のニーズに合わせた課題解決力や創造力を養う大学・専門学校。このガイドでは、そうした総合的な人材育成を得意とするアートとデザインの学校にフォーカスする。今回は、渋谷ファッション&アート専門学校の文化専門課程を紹介。

今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

第78回
新着のアート本を紹介する『美術手帖』のBOOKコーナー。2024年10月号では、百瀬文の『なめらかな人』から、ハンセン病に関する事象を記録し続けた『光を見た ハンセン病の同胞たち』、プッシー・ライオット創設メンバーによる「アクティビズム入門」まで、注目の8冊をお届けする。

今年10月、中国江蘇省宜興市に隈研吾が設計したUCCA陶美術館が誕生した。陶芸の長い歴史を持つこの地で現代美術館「UCCA」が運営する4つ目の拠点として、伝統と現代、ローカルとグローバルが交差する新たな可能性と未来を探る。

パルコの開業55周年を祝う特別企画「HAPPY HOLIDAYS」が現在公開中。時を同じくしてデビュー55周年を迎えた細野晴臣をキーパーソンに迎え、生誕88周年のアーティスト田名網敬一を象徴するモチーフやキャラクターがそのビジュアルを彩っている。去る8月9日の田名網の訃報から少し時間が過ぎたいま、本企画のディレクションを務めた田名網の一番弟子・宇川直宏に、今回の企画主旨と田名網への思いについて話を聞いた。

イギリスの現代美術雑誌『ArtReview』が、2024年アート界の「Power 100」ランキングを発表した。中東地域のキュレーターや文化人物の台頭が顕著であり、同時に西洋のメガギャラリーの影響力が低下している。

2019年4月に大規模な火災が発生したフランス・パリの世界文化遺産「ノートルダム大聖堂」。修復工事を経て、今月8日(現地時間)に一般公開が再開される。

ルーシー&ルーク・メイヤーが手がけるジル サンダー(JIL SANDER)が、過去最大となる旗艦店を銀座にオープン。初のアートギャラリーが設置された。

『美術手帖』2025年1月号「現代の陶芸」特集が12月6日に発売される。現代陶芸が持つ豊かな可能性を6名のアーティストへの取材を通じて紹介するとともに、戦後の前衛陶芸家集団・走泥社などから続く「日本の現代陶芸史」や注目したい現代の陶芸作家15名を掲載。アーティスト・インタビューには、広島市現代美術館で個展を開催中(〜2025年1月5日)のティンティン・ウリアを取り上げている。

美術家・玉山拓郎の大規模個展「玉山拓郎: FLOOR」が愛知・豊田市の豊田市美術館で開催される。会期は2025年1月18日〜5月18日。

第77回
雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2024年10月号では、田口かおりによる『改訂 保存修復の技法と思想 古代芸術・ルネサンス絵画から現代アートまで』と『絵画をみる、絵画をなおす 保存修復の世界』を取り上げる。普段目にする機会の少ない保存修復の専門書と、その世界をわかりやすく解説したこの2冊を、平諭一郎が評する。

SOMPO美術館では、18世紀に「ヴェドゥータ」の第一人者として活躍したカナレットに焦点をあてた日本初の展覧会「カナレットとヴェネチアの輝き」展が開催中。カナレットはいかにヴェネチアのイメージをつくりあげたのか?

世界が注目するブラック・アーティスト、シアスター・ゲイツの日本初個展「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」が、9月1日まで東京の森美術館で開催された。陶芸、建築、音楽で日本文化と黒人文化の新しいハイブリッドを描き出したゲイツの実践について、美術史を専門とする関貴尚が考察する。

世界の現代アート界でもっとも重要な賞のひとつ、ターナー賞。12月3日に今年度の受賞者の発表が行われ、4人の候補者のなかからジャスリーン・コアーが選ばれた。

石田徹也が1996年に制作した絵画《ベルトコンベヤーの男たち》が、12月3日に香港のボナムズで行われた現代美術オークションにおいて約1001万香港ドル(約1億9300万円)で落札。石田のオークション記録を更新した。