今週末に見たい展覧会ベスト13。「はにわ」からヨシロットン、川端龍子+高橋龍太郎コレクションのコラボまで

今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

挂甲の武⼈ 国宝指定50周年記念 特別展「はにわ」(東京国立博物館)展示風景より、左から《埴輪 挂甲の武人》(6世紀)奈良・天理大学附属天理図書館蔵、《埴輪 挂甲の武人》(6世紀)アメリカ・シアトル美術館蔵

もうすぐ閉幕

挂甲の武⼈ 国宝指定50周年記念 特別展「はにわ」(東京国立博物館)

特別展「はにわ」展示風景より

 古墳時代の約350年間、王の古墳に並べられた素焼きの造形物「埴輪(はにわ)」。この埴輪に焦点を当てた、挂甲の武人 国宝指定50周年記念 特別展「はにわ」が、東京・上野の東京国立博物館で閉幕するた。レポート記事はこちら

 いまから1750年ほど前に制作が始まった埴輪は、時代や地域ごとに個性豊かなものが制作された。なかでも東京国立博物館に所蔵されている国宝《挂甲の武人》は最高傑作とされる。本展はこの《挂甲の武人》が国宝に指定されて50周年を記念し、全国各地から約120件の選りすぐりの埴輪をプロローグ・エピローグと全5章で紹介するものとなっている。

会期:2024年10月16日〜12月8日
会場:東京国立博物館
住所:東京都台東区上野公園13-9
開館時間:9:30〜17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月(11月4日は開館)、11月5日は本展のみ開館
料金:一般 2100円 / 1300円 / 高校生 900円

「没後50年記念 福田平八郎 × 琳派」(山種美術館)

 東京・広尾の山種美術館で、日本画家・福田平八郎(1892〜1974)の没後50年を記念し、その画業をたどるとともに、平八郎が影響を受けた琳派の名品を展示する特別展「没後50年記念 福田平八郎×琳派」が12月8日まで開催されている。

 本展は3章構成。平八郎の作品を紹介しつつ、平八郎が影響を受けた琳派の名品を展示、さらに平八郎と同様に琳派に影響を受けた近現代の作家の作品を紹介するものだ。レポート記事はこちら

会期:2024年9月29日~12月8日
会場:山種美術館
住所:東京都渋谷区広尾3-12-36
電話番号:050-5541-8600
開館時間:10:00〜17:00 ※入館は閉館の30分前まで 
休館日:月
料金:一般 1400円 / 大学生・高校生 1100円 / 中学生以下 無料

「SIDE CORE 展|コンクリート・プラネット」(ワタリウム美術館)

「SIDE CORE 展|コンクリート・プラネット」展示風景より

 公共空間や路上を舞台としたアートプロジェクトを展開するアートチーム・SIDE COREの大規模個展「SIDE CORE 展|コンクリート・プラネット」が、東京・外苑前のワタリウム美術館で12月8日に終了する。

 SIDE COREのメンバーは高須咲恵、松下徹、西広太志、映像ディレクターとして播本和宜が参加している。公共空間におけるルールをひも解き、思考の転換、隙間への介入、表現やアクションの拡張を目的に、ストリートカルチャーを切り口として「都市空間における表現の拡張」をテーマに屋内・野外を問わず活動を続けてきた。

 本展は「視点」「行動」「ストーリーテオリング」をキーワードにSIDE COREの作品をワタリウム美術館の建築と呼応させつつ、都市のなかで連鎖し伝播していくカルチャーについて思索を深めていくダイナミックな展覧会となっている。レポート記事はこちら

会期:2024年8月12日〜12月8日
会場:ワタリウム美術館
住所:東京都渋谷区神宮前3-7-6
電話番号:03-3402-3001 
開館時間:11:00〜19:00 
休館日:月
料金:大人 1500円 / 学生(25歳以下)・高校生 1300円 / 小・中学生 500円

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