ルーシー・リー作品に特化したオークションがフィリップスNYで開催へ。「アジアの重要なコレクション」から出品

12月11日、フィリップスがルーシー・リーの作品に特化したシングルオーナーデザインセールを開催する。1950年代から1980年代にかけて制作された70点以上のルーシー・リーの陶芸作品が出品され、アジアの重要なコレクションから選ばれた珠玉の逸品が一堂に集まる。

NEWS / MARKET

第76回

書評:芸術家たちが描いた複数形のコスモス。生熊源一『ロシア宇宙芸術 宇宙イメージからみるロシア美術史』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2024年10月号では、生熊源一による『ロシア宇宙芸術 宇宙イメージからみるロシア美術史』を取り上げる。19世紀後半から20世紀のロシアに存在した思想潮流「宇宙主義」を、同時代の芸術家たちはどのように自身の表現に昇華していったのか。美術批評・中島水緖が現代の視点から評する。

SERIES / BOOK

PREMIUM

スイスの写真美術館と時計ブランドが挑むアーティスト支援

写真に特化した世界有数のアートフェア、パリ・フォトの2024年版が11月7日から10日まで、パリで開催された。その中で新たに注目されたのが、エリゼ賞(Prix Elysée)の展示だ。エリゼ写真美術館の館長ナタリー・エルシュドルファーとアワードにノミネートされたアーティストたちへの独占インタビューを通じ、世界最大規模を誇る写真のアワードが生まれた背景やその狙い、そしてアーティストたちのキャリアや創作活動に与える影響について考察する。

INSIGHT

絵が透き、通る。椹木野衣評「みよし展」

新潟県の画廊「新潟絵屋」で開催された「みよし」展を美術批評家・椹木野衣が評する。60年代よりオーストリアのウィーンを拠点に活動したみよしと、画商・随筆家であった洲之内徹の出会いにフォーカスしながら、その作品群を読み解いていく。

REVIEW

第34回

「展覧会の時代」の幕開けとキュレーションの功罪。1969年12月増刊号 特集「現代美術家辞典」  

『美術手帖』創刊70周年を記念して始まった連載「プレイバック!美術手帖」。アーティストの原田裕規が美術手帖のバックナンバーを現在の視点からセレクトし、いまのアートシーンと照らしながら論じる。今回は、1969年12月増刊号の特集「現代美術家辞典」をお届けする。

PREMIUM

第29回

武澤里映が語るコレクション展Ⅱ「わたしのいる場所─コレクションから『女性』特集!」(兵庫県立美術館)。女性たちの美術史をいかに紡ぐか

兵庫県立美術館所蔵作家の約1割を占める女性作家のなかから60人超の作家の作品を紹介するとともに、女性が描かれた作品を展示することで、今日的なジェンダー論への理解を深めるコレクション展Ⅱ「わたしのいる場所─コレクションから『女性』特集!」が、12月8日まで同館で開催されている。本展の企画意図やねらいについて、同館学芸員の武澤里映が解説する。

PREMIUM

12月に見たい展覧会ベスト18

2024年12月に開催中の展覧会のなかから、とくに注目したいものを編集部がピックアップしてお届けする。*最新情報は各館公式サイトをご確認ください。

INSIGHT

「そこに光が降りてくる 青木野枝/三嶋りつ惠」(東京都庭園美術館)開幕レポート。光をめぐる作品の対話

東京都庭園美術館で鉄とガラスという異なる素材を扱う現代アーティスト、青木野枝と三嶋りつ惠による展覧会「そこに光が降りてくる 青木野枝/三嶋りつ惠」が始まった。それぞれの素材や視点から光と空間の新たな可能性を探る独自の作品を展開している。

NEWS / REPORT