
第23回
ここに瀬羅佐司馬がいた──ハンセン病患者・回復者の自画像をめぐって。吉國元が語る「絵ごころでつながる-多磨全生園絵画の100年」(国立ハンセン病資料館)
美術館の学芸員(キュレーター)が、自身の手がけた展覧会について語る「Curator's Voice」。第23回は、国立ハンセン病資料館で開催中の「絵ごころでつながる-多磨全生園絵画の100年」(~9月1日)を取り上げる。自身も美術家として絵を描き続けている同館学芸員の吉國元が、本展企画者そしてひとりの描き手としての視点から、長きにわたり国立療養所多磨全生園の入所者らが置かれてきた立場、そしてその入所者のひとりであった瀬羅佐司馬が描いた自画像について語ってくれた。


















