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BLUMの30周年。ティム・ブラムが振り返る日本での軌跡と、次なるステージ

BLUM(旧Blum & Poe)の共同創設者であるティム・ブラムは、1984年に初めて訪日して以来、日本と米国のアートシーンをつなぐ架け橋として活躍し続けている。ギャラリーの設立30周年を迎えるにあたり、これまでの歩みや日本での活動、そして今秋、ニューヨークにオープンする新しいスペースについて話を聞いた。

聞き手・文=王崇橋(ウェブ版「美術手帖」編集部) ポートレイト撮影=稲葉真

ティム・ブラム

 1994年、米国サンタ・モニカでBlum & PoeとしてスタートしたBLUM。設立以来、村上隆奈良美智もの派など、日本の戦後および現代美術のムーブメントを海外に紹介する先駆者的な役割を果たしてきた。

 2014年、東京・原宿にスペースをオープンし、今年で10周年を迎える同ギャラリーは、東京に展示スペースを持つ国外ギャラリーとしてはもっとも長い歴史を持っている。ギャラリーの共同創設者であるティム・ブラム氏は、1984年に初めて日本を訪れて以来、日本との深い関係を築いてきた。89年からは5年間日本で生活し、帰国後は日米のアートシーンの架け橋を築くことを目指した。

 さらに、同ギャラリーは今年の秋、ニューヨークのトライベッカに新しいスペースをオープンする予定。こけら落とし展としては、キュレーター・美術史家の吉竹美香氏と共同で企画した、1960年代から現代に至るまでの日本美術を紹介する展覧会を予定している。

 今回のインタビューでは、ブラム氏にギャラリーの30年にわたる歩みや、日本での活動、そしてニューヨークでの新たな展開について話を聞いた。

編集部

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