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時代を超えた魅力の秘密を紐解く。「みんなのミュシャ」展がBunkamuraザ・ミュージアムで開幕

華麗な曲線を使用した繊細な作風で、世界中で高い人気を誇っている画家、アルフォンス・ミュシャ。その着想の源や後世のアーティストに与えた影響に着目した展覧会「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ ―― 線の魔術」が、東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開幕した。本展の見どころを、レポートで紹介する。

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こうして「かわいい」はつくられた。原田治の回顧展が世田谷文学館で開幕

シンプルな描線と爽やかな色彩が特色のキャラクターを描き、その後の日本の「かわいい」文化に多大な影響を与えた原田治。広告、出版、各種グッズなど、原田の多岐にわたる作品を紹介する、没後初となる展覧会「原田治 展 『かわいい』の発見」が世田谷文学館でスタートした。

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参加団体は約300組。過去最大規模のTOKYO ART BOOK FAIRが開幕

今年で10回目を迎えるTOKYO ART BOOK FAIRが、3月にリニューアルオープンした東京都現代美術館で開催中だ。初日から会場の入口には長蛇の列ができ、フェアに対する高い期待をうかがわせた。美術館という空間だからこそできる充実した企画展示を中心に、会場の様子をお届けする。

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「驚異の目利き」と呼ばれた原三溪の大コレクション。横山大観や尾形光琳による名作も

「コレクター」「茶人」「アーティスト」「パトロン」という4つの側面を持ち、近代日本の美術界において精力的な活動を見せた原三溪。そんな三溪が収集した膨大なコレクションを総覧する展覧会「原三溪の美術 伝説の大コレクション」が、横浜美術館でスタートした。本展は、三溪がコレクション公開のために建設を夢見ていたとされる「幻の美術館」の具現化を試みるもの。その見どころをお届けする。

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ジュリアン・オピーが見せる「物語」。日本では11年ぶりの美術館個展が東京オペラシティ アートギャラリーで開幕

点と線という最小限の要素によって、生き生きとした人物像や風景を表現するジュリアン・オピー。その日本の美術館では11年ぶりとなる個展が東京オペラシティ アートギャラリーにて幕を開けた。新作を中心に構成される本展の見どころとは?

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ファッションから舞台装置まで。フォルチュニを総合的に紹介する「マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン展」が三菱一号館美術館で開幕

シルクのドレス「デルフォス」で知られる伝説的なファッション・デザイナー、マリアノ・フォルチュニ。そのファッションだけにとどらない仕事を多角的に紹介する日本初の展覧会「マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン展」が、東京・丸の内の三菱一号館美術館で開幕した。

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佐藤直樹にとって絵画とは何か? 「佐藤直樹展:紙面・壁画・循環」が太田市美術館・図書館で開幕

美術館と図書館の複合施設である、群馬県の太田市美術館・図書館で、本と美術の多様な関わりをテーマとした展覧会シリーズ「本と美術の展覧会」の第3弾「佐藤直樹展:紙面・壁画・循環」が開幕した。本展では、デザイナー/アートディレクターとして活動しながら、近年は絵画制作に打ち込む佐藤の仕事を、その両面から紐解いていく。

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ロエベ クラフト プライズ 2019、大賞は石塚源太。漆で「工芸の先」を見つめる

ラグジュアリー レザーブランド・ロエベによる「ロエベ財団」が2016年から毎年行っている「ロエベ ファンデーション クラフト プライズ」。その3回目となるロエベ ファンデーション クラフト プライズ 2019が、東京・赤坂の草月会館にあるイサム・ノグチ作の石庭「天国」で開幕した。これまででもっとも日本人応募者が多かったという今回は、京都をベースに活動する石塚源太が大賞に輝いた。

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塩田千春が癌との闘いを経て見せるもの。森美術館「塩田千春展:魂がふるえる」のここに注目

ベルリンを拠点に、世界各地の美術館、国際展、ギャラリーなどでこれまでに300本以上の展覧会に参加し、高く評価されてきた塩田千春。その25年間の活動を振り返る大規模個展「塩田千春展:魂がふるえる」が、森美術館で開幕した。闘病を乗り越えた塩田が本展で見せるものとは何か? レポートでお届けする。

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囚人を経験したアーティストが見せるもの。「ティン・リン展」が銀座メディカルビルでスタート

ミャンマーの現代美術を代表するアーティスト、ティン・リンの日本初の個展が、Shinwa ARTEX株式会社のギャラリーで開催されている。反政府活動の容疑で約7年刑務所に収監され、囚われた独房でアート作品を制作し続けたという独特な経験を持つティン・リンは、どのような作品を見せているのか? レポートで紹介する。

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新たな道を切り開いたフィンランドの女性芸術家たち。国立西洋美術館で「モダン・ウーマン」展が開幕

東京・上野の国立西洋美術館で、「モダン・ウーマン―フィンランド美術を彩った女性芸術家たち」がスタートした。芸術家としての道を切り開いた女性たちの作品や素描、そしてフィンランドの美術教育までに焦点を当てる日本で初めての展覧会、その見どころは?

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展覧会だけじゃない。ヴァージル・アブローが仕掛ける次世代への取り組み「Re-Creation Center c/o Virgil Abloh」とは何か?

ファッション、デザイン、アート、建築、音楽と複数の分野にわたって活躍するヴァージル・アブロー。シカゴ現代美術館で開催中の個展「Figures of Speech」と並行して、シカゴのNikeLabで期間限定の「Re-Creation Center c/o Virgil Abloh」がオープンしている。アブローが手がけたこのポップアップで、スタッフにコンセプトについて話を聞いた。

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フェイクニュース、ブレグジットの時代における、アートの身振り。「ヴェネチア・ビエンナーレ第58回国際美術展」の見どころとは?

2年に一度、イタリア・ヴェネチアで開かれる世界最大の国際美術展が今年も開幕した。今回、79組のアーティストが参加した企画展では、女性および40歳以下のアーティストの割合がともに半数を超えるという初めての回となった。90ヶ国が参加する国別パヴィリオンの様子も含め、フランス在住のアートプロジェクトマネージャー・飯田真実がレポートする。

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「見る者が作品を完成させる」。ボルタンスキーがエスパス ルイ・ヴィトンで語ったこと

国立新美術館で大規模個展が開幕したクリスチャン・ボルタンスキー。その次なる個展「アニミタスⅡ」が、表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京でスタートした。ふたつの映像インスタレーションを展示する本展の開催に伴い行われたアーティスト・トークで、ボルタンスキーが語ったこととは?

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ボルタンスキー過去最大規模の回顧展、国立新美術館で開幕。「Lifetime」に見るボルタンスキーの集大成

フランスを代表するアーティスト、クリスチャン・ボルタンスキー。その過去最大規模となる回顧展「Lifetime」が、大阪の国立国際美術館から東京・六本木の国立新美術館へと巡回し、その扉が開いた。大阪会場から構成を変えた本展の見どころを、ボルタンスキーの言葉とともにお届けする。

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黒人であること、美術館という“安全な”場所。ヴァージル・アブローは初の美術館個展「Figures of Speech」で何を見せたのか?

ファッション、音楽、建築、アートなど、複数の分野で精力的な活躍を続けるヴァージル・アブロー。2018年にはルイ・ヴィトンのメンズコレクションのアート・ディレクターに就任。ファッション界において多大な影響力を持つポジションを得たアブローの一挙手一投足が、いまや注目の的になっている。そんなアブローの約20年にわたる活動を振り返る展覧会「Figures of Speech」が6月10日からシカゴ現代美術館で開催されている。記者会見で明かされたアブローの本展への想いを、会場の様子とともにレポートする。

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