ソール・ライター展、再び。新発掘の作品でその色彩感覚に迫る
「カラー写真のパイオニア」と称される写真家ソール・ライターの大規模な展覧会「ソール・ライターの原点 ニューヨークの色」が、渋谷ヒカリエ9F・ヒカリエホールで始まった。その見どころを企画者の言葉とともに紹介する。
「カラー写真のパイオニア」と称される写真家ソール・ライターの大規模な展覧会「ソール・ライターの原点 ニューヨークの色」が、渋谷ヒカリエ9F・ヒカリエホールで始まった。その見どころを企画者の言葉とともに紹介する。
大阪中之島美術館で、同館初となる「民藝」をテーマとした企画展「民藝 MINGEI─美は暮らしのなかにある」が開幕した。会期は9月18日まで。
東京・渋谷のbiscuit galleryが、長野・軽井沢に新たなスペース「biscuit gallery karuizawa」をオープン。こけら落としとして城蛍の個展「食卓にて孕む」がスタートした。会期は8月6日まで。
現実と非現実のあわいを描きつつも、どこか懐かしさを感じさせる世界観を生み出す画家・野又穫。その東京オペラシティ アートギャラリーの企画展示室では初となる個展「野又 穫 Continuum 想像の語彙」が開幕した。会期は9月24日まで。
第25回亀倉雄策賞の受賞を記念した展覧会がクリエイションギャラリーG8で開催中。今回の亀倉賞では、デザイナー・岡崎智弘と三澤遥が歴代初の同時受賞となり、岡崎智弘 個展「STUDY」(6月6日〜28日)と、三澤遥 個展「Just by | だけ しか たった」(7月4日〜27日)が順次開催されている。
マンハッタンのハドソンヤードにある文化施設「The Shed」で開催中の、故・坂本龍一の最後のステージコンサートとなる「KAGAMI」。オプティカルデバイスを介して、ピアノを演奏する坂本の姿が会場内に現れる、ミクスト・リアリティを用いたパフォーマンスを、現地のライター・國上直子が振り返る。
スペインに関わる版画作品を展観し、スペインの文化・美術のイメージ形成の系譜を探る展覧会「スペインのイメージ:版画を通じて写し伝わるすがた」が東京・上野の国立西洋美術館で開幕。会場の様子をレポートする。会期は9月3日まで
3年に渡る大改装を終え、6月22日に再オープンしたロンドンのナショナル・ポートレイト・ギャラリー。再開初日から開催されている「イェヴォンデ:ライフ・アンド・カラー」に続いて、28日から「ポール・マッカートニー フォトグラフス 1963-64 アイズ・オブ・ザ・ストーム」もスタートし、こけら落としの特別展2つ揃っての開催で改めて注目を集めている。
日本の「人形」の歴史を振り返りながら、「人形」と「美術」の境界の揺らぎまでを問う展覧会「私たちは何者? ボーダレス・ドールズ」が東京・渋谷の渋谷区立松濤美術館で開幕。会期は8月27日まで。
醜さも含めた人間の生々しさを描いた日本画家であり、映画界でも活躍した甲斐荘楠音(かいのしょう・ただおと)。その美術館で二度目となる回顧展「甲斐荘楠音の全貌―絵画、演劇、映画を越境する個性」が、京都国立近代美術館から東京ステーションギャラリーに巡回し、開幕した。会期は8月27日まで。
山梨県立美術館の開館45周年を記念した展覧会「ミレーと4人の現代作家たち -種にはじまる世界のかたち- 開館45周年記念」が同館特別展示室でスタートした。会期は8月27日まで。
国際的に知られている現代美術家・蔡國強が1991年に東京で行った個展「原初火球—The Project for Projects」を起点に、その約30年にわたる芸術的な展開をたどる展覧会「蔡國強 宇宙遊 一〈原初火球〉から始まる」展が国立新美術館で始まった。
日本の原風景や名所を貼絵で表現することで、多くの人々の心をとらえた天才画家・山下清。その生誕100年を記念する大回顧展「生誕100年 山下清展ー百年目の大回想」が東京・新宿のSOMPO美術館で開催中だ。会期は9月10日まで。
歴史上の人物や文化人、セレブリティらのポートレイトだけを展示というユニークさに加えて、市内中心部に位置するロケーションの良さで観光客にも人気が高いナショナル・ポートレイト・ギャラリー。2020年3月のパンデミックによる最初のロックダウンでその扉を閉ざし、以降は改装のための休館が続いていたが、3年の月日を経てようやく新たな姿が公開された。その様子をレポートでお届けする。
磁器の用途やかたちを解体し、現代美術の文脈のなかで作品を制作し続ける中国の芸術家・劉建華(リュウ・ジェンホァ)。その日本初の個展「中空を注ぐ」が、十和田市現代美術館で始まった。
6月が始まる前後からイギリスではあちこちがレインボーカラーで覆われる。LGBTQ+の人々の権利を啓発し、同時に彼らの存在を祝福するプライド月間となるからだ。デパートのファサード、お店のショーウィンドー、スーパーマーケットの飾り付けまで、多くの人々が立ち寄る場所や目に付く箇所が虹色に染まる。もちろん今年も例外ではない。そんななか、ロンドン各所で行われている数々のLGBTQ+のアートイベントをレポートする。
日本における環境音楽(アンビエント・ミュージック)の先駆者である音楽家・吉村弘の没後20年を記念する企画展「吉村弘 風景の音 音の風景」が神奈川県立近代美術館 鎌倉別館で9月3日まで開催中。ドローイング、パフォーマンス、サウンドオブジェ、映像作品、音環境デザインと多岐に渡る活動が紹介されている本展について、石松豊がレポートする。
フィンランドの歴史や文化とともにあった「アートグラス」にフォーカスした展覧会「フィンランド・グラスアート 輝きと彩りのモダンデザイン」が東京都庭園美術館で開幕。会期は9月3日まで。
大阪・中之島の国立国際美術館で、2022年度の新収蔵品を紹介する展覧会「コレクション1 80/90/00/10」がスタートした。会期は9月10日まで。
東京・神宮前の太田記念美術館で現在、「ポール・ジャクレー フランス人が挑んだ新版画」が開催中だ。3歳で来日し、64歳で没するまで日本で暮らしたポール・ジャクレー(1896~1960)が残した全点を東京で初めて見ることができる貴重な機会となっている。