アーティスト同士のつながりが生むコミュニティ
広島市の「Alternative Space CORE」は、水野俊紀(Chim↑Pom from Smappa!Group)とアーティスト・久保寛子、浅田良幸によって2017年に設立。かつて「原爆スラム」と呼ばれたバラック街跡に建てられた市営基町高層アパートの商店通りにあり、シャッター街と化しつつある同地で文化活動を行なっている。現代美術、音楽、文学、料理など、同スペースが携わってきたものを会場では紹介。
東京都町田市でスタートし、現在は横浜市青葉区に移転し展示や企画を行なうアーティスト・ラン・スペース「オルタナティブ掘っ立て小屋『ナミイタ』」。現地の展示空間を再現するように作品を販売するほか、複数のパフォーマーが会場を練り歩く。

藤井智也と高橋ちかやの2人の美術家によって、香川県高松市で運営されるアーティスト・ラン・スペース「Syndicate」は、企画展の開催や作品と作品集の販売を行ってきた。会場でも作品、グッズ、作品集を販売している。
「SPACE NOBI 」は東京・小平市にあるアートスペース。キャリア中盤のアーティストが表現に集中できる場を目指して展覧会を企画しており、ブースでは郷正助とルイス・デヴィッドソンの作品を紹介している。

集合住宅の一部を改装し、2階を住居、1階を企画スペースとして運営している東京・押上のオルタナティブスペース「あをば荘」。複数の企画者が美術や演劇、農業などそれぞれの関心にもとづいた発表を行っている。会場では中塚文菜と藤林悠の作品を展示。
そして、Art Center NEWと同じく一般社団法人Ongoingが運営する東京・吉祥寺の「Art Center Ongoing」もブースを構えた。


また、同時開催のプログラムとして、Art Center NEWが主催するアーティスト・イン・レジデンス「NEW AIR 2026」の成果発表展も実施。インド出身のヴァニ・ブーシャンとカンボジア出身のリム・ソクチャンリナの作品を見ることができる。

全国のオルタナティブな活動に触れながら、作品を購入することができる本企画。会場で様々な表現者たちと対話しながら、各地域の状況が、いかに活動に反映されているのか教えてもらえるはずだ。近隣のパシフィコ横浜で開催中の「Tokyo Gendai 2026」と併せて見ることで、日本の現代美術がいかなる層の重なりで成り立っているのか、肌で感じてもらいたい。



















