「NEW PLATFORM – Alternative JAPAN –」(Art Center NEW)開幕レポート。見て、買って、話して楽しめる、全国23のオルタナティブ・スペースを紹介【2/3ページ】

地域性を反映しながら形成された活動も紹介

 2011年から続く、アーティストで文筆家の櫻田宗久が運営する新宿二丁目の「Art Bar 星男」。このエリアに根づくクィアカルチャーを背景に、ジェンダーやセクシュアリティ、世代や国籍、価値観の違いを越えて人々が出会い、交流できる場をつくってきた。ブースではヴィヴィアン佐藤や二艘木洋行といったアーティストの作品を展示・販売。

Art Bar 星男のブース

 愛知県岩倉市の「Project Space hazi」は、企画展やアーティスト・イン・レジデンス(AIR)をベースとした文化施設。アーティストが失敗を恐れず挑戦できる環境を整えることを目指してきた本施設のブースには、これまで関わってきた作家たちの作品が並ぶ。

Kosyauのブース

 山形県長井市の「Kosyau」は、アートコレクティブ「あめふらし」が旧印刷工場を改良して運営するスペースだ。制作のみならず、地域の祭りで使用する草鞋やほうきづくりの継承、ビールづくりなど、地域に根ざした活動も行っている。会場では同スペースが制作したほうきやビールも購入可能だ。

 「Art&Garden ねこぜ」は大分県別府市が拠点。展覧会やアーティスト・イン・レジデンス、トーク、ワークショップ、スクリーニングを展開するとともに、「喫茶 ねこじた」を営業し、展示に合わせた特別メニューやオリジナルグッズを提供。グッズは会場でも購入できる。

ふわりの森のブース

 2014年、アーティストのシムラユウスケが立ち上げた千葉県成田市の「ふわりの森」。国内外からアーティストを成田へ招聘し、滞在制作・発表を行うなどの活動を地域と連携しながら行なっている。ブースにはシムラのほか、バンコク出身のアーティスト、ジュリー・ベイカーの作品などを出展。

 東京・高井戸の「STUDIO VISIT」は、展示スペースを併設した小さなBAR。現代美術に限らず、ドキュメンタリー映画の上映会や音楽イベントの開催など、様々な表現の場となっている。会場ではモニター1台のみを用いた先鋭的な展示を行なっている。

 大久保の「CALL BOX」は、集合店舗内の一畳ほどの極小スペースを拠点とし、共用部からガラス越しに展示作品を覗くかたちで展示企画を続けてきた。本フェアには小林椋をはじめとした、ゆかりの作家を出展。

釜ヶ崎芸術大学のブース

 大阪の「釜ヶ崎芸術大学」は、西成を拠点とするNPO法人こえとことばとこころの部屋(ココルーム)が運営する市民大学プロジェクトで、地域の各所で誰もが参加できる市民講座を行なってきた。ブースでは活動の紹介とともに、会場の人々と制作した習字を発表。

 鳥取市の中心市街地にある旧横田医院を拠点とする「HOSPITALE(ホスピテイル)」はアーティスト・イン・レジデンスやパフォーマンスなどを地域の人々の協力のもと実施している。ブースではこれまで取り組んできた活動を、日によって異なるプログラムによって紹介する。

オルタナティブ掘っ立て小屋「ナミイタ」のブース

編集部

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