東福寺へ拡張する「共鳴(Resonance)」
もうひとつの主要会場である東福寺では、「AFK Resonance Exhibition」が開催されている(~3月1日)。
国宝の三門や本堂、名勝・八相庭園で知られる方丈に加え、今回は竹林や紅葉の名所として知られる「通天橋」周辺の庭園にまで展示エリアが拡張された。ここではアドバイザリーボードと、過去にAFKを沸かせたアーティスト5組による特別展が展開されている。
とくに注目すべきは、AFK2020参加作家・黒川岳による新作《竹鳴林》(2026)だ。展示の舞台となったのは、東福寺の敷地で何十年も放置されていた竹林。黒川はここに生えていた1000本を超える竹を切り、方丈にちなんだ櫓や壁を含む巨大なインスタレーションをつくりあげた。なお、本作は会期後も継続展示が検討されているという。




方丈に隣接する大書院では、昨年のマイナビART AWARDで最優秀賞を受賞した本岡景太の展示が個展形式で開催。昨年のAFKでは「歪曲張り子」という独自技法の作品で注目を集めた本岡だが、今年はまったく異なる手法に挑戦。ビニールプールやマンガ、辞書をレファレンスした新作を数多く手がけた。絵画と彫刻の関係を独自の視点で問い直す試みに、さらなる注目が集まることだろう。





















