家具やオブジェにおいても実験性は際立つ。TAKT PROJECTは、メゾンの象徴的モチーフ「カナージュ」を手織りガラスと樹脂によって透明な家具へと変換。we+は、魚市場から回収した発泡スチロールや微細藻類入り樹脂など循環素材を用いた家具を制作し、サステナビリティと詩性を同時に提示する。
こうした多層的な構成により、「ディオール バンブー パビリオン」は、ブランドの歴史展示や最新コレクションの紹介をしながらも、建築とアートが主導する実験的な空間へと昇華されている。
このパビリオンは、ファッションブランドによる商業建築であると同時に、日仏のサヴォワールフェールが交差する文化的プラットフォームとも呼べるだろう。代官山に現れた竹の建築は、ラグジュアリーとアートの関係を問い直す新たな事例となりそうだ。






















