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特別展「石田尚志 絵と窓の間」(高松市美術館)開幕レポート。多層的な作品展開の背景を紐解く【6/6ページ】

 なお本展では、瀬戸内国際芸術祭に合わせたサテライト企画がほかにも実施される。8月8日から24日の金・土・日・祝日の19:00~21:00(雨天時は中止)には、外壁への映像プロジェクションが投影される予定だ。

 またブランチギャラリー(高松丸亀町商店街「しごとプラザ」ショーウィンドー)では、懸垂幕に ドローイングを描く様子を撮影したドキュメント映像が上映されている。

 行き当たりばったりの試行錯誤のなかから新しいものが生み出されるという石田。そんな作家人生を紐解く本展は、時間軸や表現方法の展開を行ったり来たりしながら、多層的に作家についての理解を深められる不思議なドキュメンタリーのような構成だ。巡回展の最終会場となる本展に、ぜひ足を運んでみてほしい。