「瀬戸内国際芸術祭2025」の連携事業として8つの館が「瀬戸芸美術館連携」プロジェクトを実施。日本人アーティストの展覧会を開催

瀬戸内国際芸術祭2025の連携事業として「瀬戸芸美術館連携」プロジェクトとして、芸術祭会期中に香川、岡山、兵庫の8つの美術館が日本人アーティストの展覧会を開催する。

直島新美術館のイメージ ©Tadao Ando

 瀬戸内海の直島をはじめとする複数会場で、25年4月18日より展開される「瀬戸内国際芸術祭」。本芸術祭の連携事業として、開催地域の8つの美術館が日本人アーティストの展覧会を実施する 「瀬戸芸美術館連携」プロジェクトが開催される。

 本プロジェクトに参加するのは、香川県立ミュージアム高松市美術館丸亀市猪熊弦一郎現代美術館直島新美術館岡山県立美術館大原美術館兵庫県立美術館横尾忠則現代美術館の香川県4館、岡山県2館、兵庫県2館の計8館。

 8館の主要展覧会を1回ずつ鑑賞できる共通チケットを販売するとともに、芸術祭の周遊と合わせた鑑賞プランを提案する。また、展覧会を周遊できる5種類のツアーも設定。すべてのコースに英語の通訳案内士が同行する。

 本プロジェクト開催中の各館展覧会は次のとおり。香川県立ミュージアムでは特別展「小沢剛の讃岐七不思議展(仮称)」(25年8月9日〜10月13日)が、高松市美術館では特別展「石田尚志 絵と窓の間」(25年8月8日〜10月5日)が開催される。丸亀市猪熊弦一郎現代美術館では特別展「大竹伸朗展(仮称)」(25年8月1日〜11月24日)、直島新美術館では会田誠、マルタ・アティエンサ、蔡國強Chim↑Pom from Smappa!Group、ヘリ・ドノ、インディゲリラ、村上隆、N・S・ハルシャ、サニタス・プラディッタスニー、ソ・ドホ、パナパン・ヨドマニーが参加する開館年記念展示を実施。

 岡山県立美術館では特別展「平子雄一展(仮称)」(25年9月16日〜11月9日)、大原美術館では「有隣荘へようこそ! 現代アートでおもてなし(仮称)」(25年4月18日〜5月11日)と「森村泰昌展(仮称)」(25年10月7日〜11月9日)を開催。

 そして、兵庫県立美術館では特別展「藤田嗣治×国吉康雄展 二人のパラレル・キャリア─百年目の再会(仮称)」(25年6月14日〜8月17日)、「2025コレクション展」(25年4月24日〜12月14日)、「Channerl16 松元悠展(仮称)」(25年4月18日〜5月25日)を開催。横尾忠則現代美術館では「横尾忠則の肉体派宣言展」(25年5月24日〜8月24日)、「復活!横尾忠則の髑髏まつり」(25年9月13日〜12月28日)が開催される予定だ。

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