そして会場の最後には、幅14メートルを超えるイマーシブ・コーナーが登場。巨大モニターで《花咲くアーモンドの木の枝》など、ファン·ゴッホ美術館の代表作を高精細画像で投影するほか、3Dスキャンを行ってCGにした《ひまわり》(SOMPO美術館蔵)の映像も紹介されている。

大阪市立美術館館長の内藤は次のように語る。「ヨーやフィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホがいなければフィンセントはこうはなっていなかった。孤独に見えるフィンセントは、じつは家族にとても恵まれていたのだということを知ってもらえたら」。フィンセントの作品世界に浸りながら、そのファミリーが守り繋いできた強力な絆と確固たる意志に思いを馳せたい。



















