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埼玉・宮沢湖畔に「ハイパーミュージアム飯能」が誕生。オープニング特別展でヤノベケンジの「宇宙猫の島」登場

埼玉県飯能市のメッツァビレッジ、宮沢湖のほとりに新たな現代美術館「ハイパーミュージアム飯能」が3月1日に開館。オープニング特別展として、現代アーティスト・ヤノベケンジによる「宇宙猫の秘密の島」が開催される。会期は3月1日~8月31日。

文・撮影=王崇橋(ウェブ版「美術手帖」編集部)

宮沢湖の上に浮かぶ《宇宙猫の島》

 埼玉県飯能市宮沢湖のほとりにある、北欧のライフスタイルを体験できる「メッツァビレッジ」。ここに新たな現代美術館「ハイパーミュージアム飯能」が誕生した。

 この美術館は、「自然とデジタル」「キャラクターアート」を融合させた施設で、館長には、編集者、クリエイティブディレクター、アートプロデューサーである京都芸術大学大学院教授の後藤繁雄が就任している。

プレス内覧会より、左から望月潔(株式会社メッツァ代表取締役社長)、ヤノベケンジ、後藤繁雄

 オープニングを飾る特別展は、現代アーティスト・ヤノベケンジによる「宇宙猫の秘密の島」だ。ヤノベは、1990年代から「タンキング・マシーン」や「トらやん」「ラッキードラゴン」などのキャラクターの巨大彫刻をつくり続けており、現在は、GINZA SIXの中央吹き抜けで大規模なインスタレーション《BIG CAT BANG》を展示している。

 今回の展覧会では、「地球に生命をもたらした宇宙猫の物語」をテーマにした《BIG CAT BANG》の続編として、メッツァ敷地内の宮沢湖に眠り猫の巨大な浮島を出現させている。また、室内の展示は、「宇宙猫」のバックストーリーからスタートし、ヤノベが1990年の作家デビューから最近のAIを使った作品まで、立体や原画、特別映像など約80点で構成されている。

《宇宙猫の島》の展示風景より
ハイパーミュージアム飯能館内の展示風景より

編集部

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