埼玉県飯能市宮沢湖のほとりにある、北欧のライフスタイルを体験できる「メッツァビレッジ」。ここに新たな現代美術館「ハイパーミュージアム飯能」が誕生した。
この美術館は、「自然とデジタル」「キャラクターアート」を融合させた施設で、館長には、編集者、クリエイティブディレクター、アートプロデューサーである京都芸術大学大学院教授の後藤繁雄が就任している。
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オープニングを飾る特別展は、現代アーティスト・ヤノベケンジによる「宇宙猫の秘密の島」だ。ヤノベは、1990年代から「タンキング・マシーン」や「トらやん」「ラッキードラゴン」などのキャラクターの巨大彫刻をつくり続けており、現在は、GINZA SIXの中央吹き抜けで大規模なインスタレーション《BIG CAT BANG》を展示している。
今回の展覧会では、「地球に生命をもたらした宇宙猫の物語」をテーマにした《BIG CAT BANG》の続編として、メッツァ敷地内の宮沢湖に眠り猫の巨大な浮島を出現させている。また、室内の展示は、「宇宙猫」のバックストーリーからスタートし、ヤノベが1990年の作家デビューから最近のAIを使った作品まで、立体や原画、特別映像など約80点で構成されている。
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