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埼玉・宮沢湖畔に「ハイパーミュージアム飯能」が誕生。オープニング特別展でヤノベケンジの「宇宙猫の島」登場【2/3ページ】

 ヤノベはプレス内覧会で、「この森の豊かな自然のなかで、何を見せようと考えたときに、宮沢湖の存在が気になってじっと見ていると、幻影のように巨大な猫が島の上に眠っているイマジネーションが降りてきた」と語っている。

 また、GINZA SIXでの作品は「生命の起源」をテーマに、宇宙猫が生命を地球に運んできたという壮大な“妄想”をかたちにした作品であり、今回の作品では、「想像の起源」や「芸術の始まり」について、その“妄想”をもとにストーリーが展開されているという。

《宇宙猫の島》の展示風景より
近くから見た《宇宙猫の島》とヤノベケンジ

 湖の上に浮かぶ《宇宙猫の島》は、宇宙猫の偵察機のひとつが偶然にも埼玉の飯能に不時着したという設定。生命や人類が生まれる前の時代に、孤独な宇宙猫が絵や彫刻をつくり始め、その後、人類がその絵を発見し、洞窟画として残り、芸術の起源につながるというストーリーだ。

 本展会期中の特別な日(土日祝、大型連休など。強風などの悪天候日は不催行)には、「宇宙猫の島」上陸ツアーも実施。ボートでこの島に上陸し、猫型宇宙船内にある壁画や、バスタブ、椅子、描きかけの絵が置かれているアトリエなどを探索することができる。

《宇宙猫の島》の内部
描きかけの絵が置かれているアトリエ

編集部

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