第2章 初期ビアズリー
1891年夏、E. バーン=ジョーンズからの助言を受けて、人生初の画家修業を数ヶ月ほど経験したビアズリーは、翌年、さらなる転機に恵まれる。書店主F. エヴァンズのもとで彼の素描を見た出版業者J. M. デントから『アーサー王の死』(1893-94)の挿絵一式を依頼された。ここでは、画業への専念を決意し、自身の画風を開花させた書籍とともに、挿絵の一部に目を凝らしてほしい。
またこの章では、ビアズリーが影響を受けたジェイムズ・マクニール・ホイッスラーやウォルター・クレインらの作品もあわせて楽しみたい。






















