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「異端の奇才―ビアズリー」(三菱一号館美術館)開幕レポート。25年の生涯で1000点以上の作品を残した才を見る【3/7ページ】

第2章 初期ビアズリー

 1891年夏、E. バーン=ジョーンズからの助言を受けて、人生初の画家修業を数ヶ月ほど経験したビアズリーは、翌年、さらなる転機に恵まれる。書店主F. エヴァンズのもとで彼の素描を見た出版業者J. M. デントから『アーサー王の死』(1893-94)の挿絵一式を依頼された。ここでは、画業への専念を決意し、自身の画風を開花させた書籍とともに、挿絵の一部に目を凝らしてほしい。

 またこの章では、ビアズリーが影響を受けたジェイムズ・マクニール・ホイッスラーやウォルター・クレインらの作品もあわせて楽しみたい。

展示風景より、『アーサー王の死』(1893-94)
展示風景より、オーブリー・ビアズリー《アーサー王は、唸る怪獣に出会う》(1893)
展示風景より、展示風景より、オーブリー・ビアズリー《五月祭で馬を駆るグィネヴィア王妃》(1893-94頃)

編集部

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