また、サテライト会場のザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町,ラグジュアリーコレクションホテル 36階ロビーでは、古美術と、野口寛斉、塩見亮介、田中里姫による現代工芸作品を紹介する「Timeless」が開催され、レストランでは青木野枝の作品にインスピレーションを受けたコラボレーションスイーツ「Rouge Noir」も会期中に楽しめる。赤坂プリンス クラシックハウスでは「共振、または1930」展が2月4日〜7日の期間で行われ、蓮沼執太による音=空気の波と、五月女哲平による色=光の波が会場を構成する空間演出が注目される。
展覧会で見た作品をアートフェアで購入するというコンセプトから始まった「CURATION⇄FAIR」。同イベントを主催するユニバーサルアドネットワーク代表の川上尚志は、「最大の特徴は、展覧会を先に開催し、その後にアートフェアを行う二段階構成で、アカデミックな側面とマーケットを融合させるアプローチだ。購入までの時間を大切にし、内省する時間を提供することで、新たな発見や気づきを与え、鑑賞者と作品との距離を縮めることを目指している」と述べている。
古美術から現代美術までの作品が交錯し、時間と空間を超えた対話を生み出す「CURATION⇄FAIR Tokyo」の展覧会。ぜひこの機会に、ユニークな建築空間で多様な作品を楽しんでほしい。