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「没後20年 東野芳明と戦後美術」(富山県美術館)開幕レポート。現代美術の伴走者の足跡を珠玉の収蔵品とたどる【5/6ページ】

 第6章「『つくり手たちとの時間―現代芸術の冒険―』 東野芳明と芸術家たち」は、東野が国内外の芸術家と深い親交を結び、近傍からその制作を見つめた事例を紹介。

 草間彌生、ブリジット・ライリー、石岡瑛子、斎藤義重にいたるまで、東野はときに自らが展覧会を企画することでアーティストたちの評価を世に問うてきた。特定の分野やジャンルにとらわれない、時代精神として現代芸術を見つめたその視座が伝わってくる。

展示風景より、第6章「『つくり手たちとの時間―現代芸術の冒険―』 

 第7章「『曖昧な水』のように」は、70年代以降、東野が強い興味を示し続けた「水」に着目。水にまつわる芸術、文学、哲学などあらゆる事象に関心を抱いていた東野は、素潜りに熱中して水中写真の撮影を行い、作品も残すなどユニークな実作も行っている。

展示風景より、第7章「『曖昧な水』のように」

編集部

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