2月1日〜12日、銀座 蔦屋書店のアトリウムにて「美の刻印—過去・現在・未来を紡ぐアート展—」が開催される。
本展は、協賛団体である「協同組合 美術商交友会」(以下、交友会)の協力のもと開催されるもの。美術商の確かな眼で選ばれた100点以上の珠玉の美術品を一堂に展示し、訪れる人々に美術品を通じて「時」を感じさせる貴重な機会だ。
交友会は、2003年に設立され、会員制の美術品交換会をはじめ、親睦会や勉強会などを通じて、美術商同士の交流を深めてきた。とくに2008年には、芸術品を償却資産として扱う税法改正に貢献した実績があり、業界内でも高い評価を受けている。今回の展覧会が初めての協賛となり、同会に所属する69画廊の幅広いジャンルの作品が展示される。
本展では「時」をテーマに、19世紀の印象派やエコール・ド・パリといったヨーロッパ絵画、日本の近代洋画や日本画、現代美術まで、多彩なジャンルが網羅される。油彩画、水彩画、ドローイング、版画など、様々な表現技法が施された作品が並び、それぞれの時代の精神を映し出す作品群は、時空を超えた対話を生み出す。美術商たちの厳選眼で選ばれた作品群は、名作から新進気鋭の作家まで多岐にわたり、エキスパートから初心者まで幅広い層が楽しめる。
また、今年8月には、寺田倉庫のMUギャラリーにおいて、交友会が企画する「IAG美術商交友会賞受賞作家展」も予定されており、今後も交友会の活動が広がることが期待される。
美術商の確かな眼で選び抜かれた作品を通じて、観客にとって美術の歴史を振り返り、現在を感じ、未来を想像する時間を過ごしてみてはいかがだろうか。