国内のアートオークションに新しい風。初回の「NEW AUCTION」が約5.5億円の落札総額を記録

11月6日に開催された新しいアートオークション「NEW AUCTION」が、販売手数料込みで合計5億5477万7250円の落札総額を記録。同セールのハイライトや、この新しいオークションハウスの取り組みを紹介する。

オークションの会場風景より、ジョージ・コンド《Little Ricky》(2004)の落札の様子 撮影=野村友彰

 今年6月に発足したアートオークションハウス「NEW AUCTION」によって11月6日に開催された初の公開型アートオークションが、合計5億5477万7250円(販売手数料込み)の落札総額を記録した。落札率は95.3パーセント。

 同セールの最高落札価格を記録したのが、ジョージ・コンドが2004年に制作した絵画《Little Ricky》(2004)。8000万円〜1億5000万円の予想落札価格に対し、手数料込みで1億3800万円の価格で落札された。この数字は、今年国内で開催されたアートオークションにおいて2番目の高額となっている。

下見会の展示風景より、ジョージ・コンド《Little Ricky》(2004)

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