鹿島アントラーズのホームに巨大壁画が登場。「カシマ・アート・プロジェクト」が始動【2/2ページ】

 第1作目は藤元明の「エネルギーの永久機関」をコンセプトとした《Perpetual Energy #02》。25年1月より県立カシマサッカースタジアムの外壁を舞台に、ソノ アイダのチームで滞在制作した、幅54メートル、高さ6メートルに及ぶ大規模な壁画作品だ。2月22日の明治安田生命J1リーグ戦第2節、鹿島アントラーズと東京ヴェルディのホーム開幕戦で公開される。

制作中の《Perpetual Energy #02》

 なお、県立カシマサッカースタジアムは、年数経過や海風による塩害を起因とした施設老朽化が認められており、鹿島アントラーズは新たなスタジアム建設を目指すための計画を茨城県とホームタウン5市とともに立案中だ。

茨城県立カシマサッカースタジアム

 KAAPでは今後、地域で活躍するプレイヤーとのコラボレーション・プロジェクトなど、様々なアートの展開を予定。第2弾以降では国内有数のサーフ・スポットでもある鹿嶋エリアの海岸漂着ゴミを地域の人々と集め、それを素材としたタワー型彫刻作品 《Babel of the Ocean》(藤元明)をスタジアムに制作するためのアートプロジェクトを始動する。

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