新宿の街を新たな解像度で再認識。イセタン ザ・スペースで森山大道×YOSHIROTTENによる「SHINJUKU_RESOLUTION」が開催中

　新旧の文化が共存する新宿を新たな解像度でとらえる企画「SHINJUKU_RESOLUTION」が、伊勢丹新宿店2階のイセタン ザ・スペースで開催中だ。

 「SHINJUKU_RESOLUTION」は、戦後の闇市から商店街化、60年代の開発ラッシュ、西新宿地区の発展など、複雑に変化を続けてきた新宿という街にフォーカスを当て、新宿に対する解像度を上げながら新たな視点の提供を目指す企画となる。

　この企画の空間・ビジュアルデザインを担当したのは、写真家・森山大道とアートディレクター・YOSHIROTTENが率いるYAR。YOSHIROTTENは、新宿の姿を切り取った森山大道の写真のなかに入り込み、デジタル化された作品を行き来しながら新たなイメージを見つけ出すことを試みた。会場では、YOSHIROTTENにより新たな視点が与えられた、森山の表現を見て取ることができる。

　さらに、森山大道の写真をデザインに落とし込んだアイテムも販売される。森山が新宿の街を撮りためた写真集『ニュー新宿』（2014、月曜社）から抜粋した作品を中心に、YOSHIROTTENをはじめとするクリエイターが限定アイテムを制作した。

　また、新宿の名所や名店とコラボレーション限定アイテムも並び、加賀美健や五木田智央など、アーティストが参加したものも販売される。