創業198年の京扇子の老舗「宮脇賣扇庵」が、アートと扇子をかけ合わせた新ブランド「バナナとイエロう」を立ち上げた。
「季節やシーンを問わず、扇子を自由に楽しむ」をコンセプトに、現代のライフスタイルにあわせた扇子の新しいあり方を発信する同ブランド。アート、音楽、ファッションをテーマに様々なジャンルのアーティストをゲストに迎え、コラボレーションアイテムも販売する。
今回は、画家・大竹伸朗、「ANREALAGE」のデザイナーである森永邦彦、そしてバンド「GEZAN」やフリーフェスの主催といった活動で知られるマヒトゥ・ザ・ピーポーとのコラボレーションが発表。「かつて人が『風を生む道具』を欲した刹那ふと思い描いた『形』を想像した」という大竹は、3つのデザインの扇子を手がけた。
そのほかにも同ブランドでは、扇子だけでなく、扇子専用のポケットを付けたオリジナルのTシャツとバッグも販売。宮脇賣扇庵の扇子の芳香をアレンジした香水などもラインナップされている。
「バナナとイエロう」の直営店は、宮脇賣扇庵 本店の隣に1月16日開店。同日、公式オンラインショップもオープンする。