2020.9.9

世田谷区がコロナで独自の文化支援。民間文化・芸術施設に50万円上限で補助金

世田谷区は、休止や規模の縮小を余儀なくされている民間文化・芸術施設に対し、映像配信事業に係る経費の一部として50万円を上限に補助金を交付することを発表した。

世田谷区役所 出典=ウィキメディア・コモンズ(By Wiiii - Own work, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=7892127)

 東京都世田谷区は、新型コロナウイルスの影響で休止や規模の縮小を余儀なくされている民間文化・芸術施設に対し、映像配信事業に係る経費の一部として50万円を上限に補助金を交付するとを発表した。

 「せたがや元気出せArtsプログラム」と題されたこの支援策は、劇場、映画館、演芸場、ライブハウスなどの民間文化・芸術施設を対象とするもので、施設がアーティストの演奏や演技等を配信する事業に対して、その経費を補助するというもの。採択予定件数は40施設程度で、予算は寄付から成り立っている世田谷区文化振興基金から支出する。

 補助対象期間は11月1日から2021年2月28日で、応募期間は9月15日から10月15日まで。予算の範囲内での交付のため、応募期間中であっても、受付を終了する場合があるという。募集要項など詳細は、世田谷区ウェブサイトを参照してほしい。

 なお東京都では今年、映像作成・配信で個人ひとりにつき10万円を補助する「アートにエールを!東京プロジェクト」を実施。8月21日時点で、審査を通過した約3600本の動画が「アートにエールを!東京プロジェクト」のウェブサイトで公開されている。