東京都の「アートにエールを!東京プロジェクト」の個人型企画がウェブサイトで公開中。ステージ型の採択企画300件も決定

新型コロナウイルスにより活動を自粛せざるを得ないプロのアーティスト、クリエイター、スタッフ等を対象とした、東京都独自の芸術文化活動支援事業「アートにエールを!東京プロジェクト」。「個人型」の採用企画とのウェブサイトでの動画配信と、「ステージ型」の採択企画の決定が行われた。

「アートにエールを!東京プロジェクト」ロゴマーク

 新型コロナウイルスの拡大防止のため、活動を自粛せざるを得ないプロのアーティスト、クリエイター、スタッフ等を対象とした、東京都独自の芸術文化活動支援事業「アートにエールを!東京プロジェクト」。

 同プロジェクトは「個人型」と「ステージ型」のふたつの部門で構成。「個人型」は、プロとして芸術文化活動に携わるアーティストから動画作品を募集し、専用サイトで配信するもの。いっぽう「ステージ型」は、都内の劇場・ホール等で予定していた公演が中止・延期となった団体が、無観客や入場を制限して開催し、その動画を専用サイトで配信する。

「アートにエールを!東京プロジェクト」のウェブサイト

 いずれも審査を経て配信されたものに支援金が支払われる形式で、金額は、個人型が制作に関わった個人またはグループ構成員に対しひとり当たり10万円、ステージ型は1件につき200万円となっている。

 「個人型」は、5月15日の個人登録開始時に予定人数の4000人を大幅に超える1万6000人以上から申し込みがあり受け付けを停止。6月23日〜24日にふたたび4000人を目安に再募集を実施した。

 すでに個人型は8月21日時点で、審査を通過した約3600本の動画が「アートにエールを!東京プロジェクト」のウェブサイトで公開されており、今後も随時公開を進めていく。

 いっぽうの「ステージ型」は6月29日〜7月10日の受け付け期間で1470件の企画の応募があり、審査の結果、ブルーノート東京や二期会、観世会、人形劇団プークなどによる企画をはじめ300件が採択された。採択された団体は年内に公演を実施し、その動画を「アートにエールを!東京プロジェクト」で順次公開していく。

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