新型コロナウイルスが世界的に流行しているなか、デイヴィッド・ツヴィルナーやハウザー&ワースなどのメガギャラリーが様々な特別プログラムを設立。東京や上海、ニューヨーク、パリなどにスペースを持つペロタンも、一連のオンラインコンテンツを公開した。
「#Unlocked」と題されたこのシリーズには、同ギャラリーの所属アーティストのインタビューやスタジオ訪問、自宅訪問、ポッドキャスト、プレイリスト、バーチャル展覧会などのコンテンツが含まれている。
そのうち、もっとも注目されているのは映像上映プログラム「Screenings」だ。毎週金曜日、同ギャラリーはウェブサイトで、アーティストの知られざる映画やヴィデオアート、パフォーマンス、ドキュメンタリーを公開。現時点では、ソフィ・カルがグレッグ・シェファードと共同監督したドキュメンタリー《No Sex Last Night(Double Blind)》や、ダニエル・アーシャムの短編映画《Future Relic 03》、ジャン=ミシェル・オトニエルがパリ・オペラ座芸術監督だったベンジャミン・ミルピエとともに制作した《O'DE》などが上映されている。
そのほか、ペロタンは毎週、自社のInstagramアカウントの運営を異なるアーティストに依頼。それぞれのアーティストが、音楽や本の推薦、インスピレーションや過去と最新の作品の共有を行っている。
なお、ポンピドゥー・センターやメトロポリタン美術館なども、実験映画やアーティスト映画、展覧会関連ドキュメンタリーなどをオンラインで公開。そちらもあわせてチェックしたい。