あいちトリエンナーレ実行委員会は、展示停止を申し出ていた海外作家に対し、展示の一時中止や内容変更を行うことを明らかにした。
あいちトリエンナーレ2019の「表現の不自由展・その後」をめぐっては、一部の海外作家が「検閲」に反対するために展示の一時中止位を求める声明を公開。これに対し、各アーティストと協議をした結果、出品作品の一部を8月20日から一時中止することが発表された。
展示の一時中止を求めてたのは、すでに展示が中止されているイム・ミヌクとパク・チャンキョンの2名のほかに、ウーゴ・ロンディノーネ、タニア・ブルゲラ、ピア・カミル、クラウディア・マルティネス・ガライ、レジーナ・ホセ・ガリンド、ハビエル・テジェス、モニカ・メイヤー、レニエール・レイバ・ノボ、ドラ・ガルシアの9作家。
このうち、タニア・ブルゲラ、ハビエル・テジェスの2組は一時中止の処置として展示室が閉鎖される。
ピア・カミル、クラウディア・マルティネス・ガライ、レジーナ・ホセ・ガリンド、ドラ・ガルシア、モニカ・メイヤー、レニエール・レイバ・ノボの6作家は展示を一時中止したうえで、各作家の要望を踏まえた内容が反映される予定。なお、ウーゴ・ロンディノーネに関しては対応協議中だという。
加えて「表現の不自由展・その後」については、企画展の実行委員会と事務局が今後も協議していく方針だとしている。