画家・笠木治郎吉の画業にも注目
本展の見どころは大きく3つに集約される。1つ目は「横浜絵とはなにか」を出発点に、初代五姓田芳柳をはじめとする五姓田派の面々、そして芳柳の息子である義松の活動を作品とともに紐解く点だ。

2つ目として、時代の移ろいとともに変化を遂げた「横浜絵」の様相を捉える。肖像画や風俗画に加え、明治20年代中頃からは、国内での水彩画ブームや来日外国人の増加を背景に、日本の風景・風俗を情緒的に描いた水彩画が「横浜絵」の主力へとなっていった。ここではそれらを象徴する作品のほか、「横浜絵」に関わった幻の画家・笠木治郎吉の初出品作品も多数並ぶ。


3つ目は、より広い意味での「横浜絵」の潮流として、外国人好みの日本画や輸出用工芸品の下絵などにみられる表現の広がりを紹介する。
なお、会期中には関連イベントとして学芸員による特別講座やギャラリートークも実施される予定だ。


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