今週末に見たい展覧会ベスト13。ジャッド、ガウディからレンブラント、「ふたりのアフリカ」まで【4/4ページ】

「ふたりのアフリカ、手仕事の宇宙」(世田谷美術館

 東京・世田谷の世田谷美術館で、「ふたりのアフリカ、手仕事の宇宙――人類学者・川田順造と陶芸作家・小川待子のコレクション」が7月11日に開幕する。

川田順造・小川待子邸 撮影:渞忠之

 本展は、ヨーロッパ・西アフリカ・日本という3つの異なる視座から文化を見つめ、人類学者・川田順造(1934〜2024)と陶芸作家・小川待子(1946〜)によるコレクションを紹介するものとなる。1970年代の西アフリカでの調査と生活のなかで集められたこれらは、80年代にその一部が公開されて以来、長らく展観の機会に恵まれなかった貴重な手仕事のコレクションだ。

 展覧会では、エッセイの名手でもあった川田の『サバンナの博物誌』(1979、新潮社)などに記された言葉を手がかりに、600件をはるかに超える夫妻のユニークなコレクションから約350件を厳選して紹介。なかには初公開の作品も含まれている。

会期:2026年7月11日〜9月6日
会場:世田谷美術館
住所:東京都世田谷区砧公園1-2
電話番号:03-3415-6011
開館時間:10:00~18:00 ※入場は17:30まで
休館日:月(ただし7月20日は開館)、7月21日
料金:一般 1400円 / 65歳以上 1200円 / 大高生 800円 / 中小生 500円 / 未就学児 無料
※障害者手帳をお持ちの方は500円。ただし、小中高大専門学校生の場合は無料。介助者(当該障害者1名につき1名)は無料。

「山口華楊展」(SOMPO美術館

 東京・新宿のSOMPO美術館で、「山口華楊展」が7月11日に始まる。

山口華楊《幻化(げんげ)》(1979) 紙本彩色 155.7×171.1cm SOMPO美術館

 本展は、京都画壇を代表する日本画家・山口華楊(1899〜1984)の画業をたどる回顧展であり、東京では27年ぶりの開催となる。同館所蔵の代表作《葉桜》《猿》《幻化》をはじめ、初期から晩年までの作品を通して、その芸術の全貌を紹介する。

 動物画で広く知られる華楊だが、本展では植物画や戦時下の作品、下絵やスケッチもあわせて展示。師・西村五雲との関係や、写生を重んじながら独自の表現へと至った創作の軌跡を、多面的に読み解く内容となっている。

会期:2026年7月11日~8月30日
会場:SOMPO美術館
住所:東京都新宿区西新宿1-26-1
開館時間:10:00~18:00(金〜20:00) ※入館は閉館30分前まで
休館日:月(ただし、7月20日は開館)、7月21日
料金:一般 1600円 / 25歳以下 1100円 / 高校生以下 無料

「装飾する魂 ユーロ=アジア世界をつなぐ文様の宇宙―縄文、ケルトから、ねぶたまで」(青森県立美術館

 青森県立美術館で、開館20周年を記念した企画展「装飾する魂 ユーロ=アジア世界をつなぐ文様の宇宙―縄文、ケルトから、ねぶたまで」が7月11日にスタートする。

 本展は、「人はなぜ飾るのか」という問いを起点に、縄文土器や土偶、ケルト美術、北方民族の装飾文化、こぎん刺し、ねぶた、棟方志功の作品など約230点を紹介。芸術人類学者・鶴岡真弓の監修のもと、ユーロ=アジア世界に広がる装飾文化のつながりを探る。

 全8章で構成される会場では、地域や時代を超えて受け継がれてきた文様や装飾表現を比較しながら、人類の創造性や精神文化を考察。青森の文化を世界的な視野のなかに位置づける意欲的な展覧会となる。

会期:2026年7月11日~9月27日
会場:青森県立美術館
住所:青森県青森市安田字近野185
開館時間:09:30~17:00(7月18日・8月15日・9月19日は~20:00) ※入館は閉館30分前まで
休館日:7月27日、8月17日・31日、9月14日
料金:一般 1700円 / 大学生 1200円 / 高校生以下 無料 / 障害者手帳をお持ちの方とその付添者1名 無料

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