ギルバート&ジョージの30年ぶり大規模個展が2027年に開催。京都・東京を巡回

ギルバート&ジョージによる、日本では30年ぶりとなる大規模個展「ギルバート&ジョージ展」が開催される。会期は京都展(京都市京セラ美術館)が2027年5月26日〜8月29日、東京展(国立新美術館)が同年9月17日〜12月20日。

 ギルバート&ジョージによる、日本では30年ぶりとなる大規模個展「ギルバート&ジョージ展」が開催される。会期は京都展(京都市京セラ美術館)が2027年5月26日〜8月29日、東京展(国立新美術館)が同年9月17日〜12月20日。

 本展は、長年にわたりギルバート&ジョージの作品を国際的に紹介してきた2つのギャラリー、ロンドン、パリ、ザルツブルグなどに拠点を持つギャラリー「タデウス・ロパック」と、ロンドン、ニューヨーク、香港などに拠点を持つ「ホワイト・キューブ」の協力のもとで開催される大規模な企画展だ。半世紀以上にわたり「Art for All(すべての人にアートを)」を掲げ、社会の諸相を鮮烈なイメージで描き出してきた2人の作品世界を紹介する。

左:ギルバート 右:ジョージ Photo by Tom Oldham

 ギルバート&ジョージは、イタリア生まれのギルバート(1943〜)と、英国生まれのジョージ(1942〜)による2人組のアーティスト。「2人で1人のアーティスト」というモットーのもと、50年以上にわたり芸術と人生を融合させた独自の活動を続けている。ロンドンのイーストエンドで厳格な日課を守りながら暮らし、公の場ではつねにお揃いのスーツを着用することでも知られている。

 2人は、1986年に「ターナー賞」を受賞し、2005年にはヴェネツィア・ビエンナーレ英国館の代表を務めた。近年、日本国内ではエスパス ルイ・ヴィトン東京(2021〜22)や、「テート美術館 – YBA&BEYOND 世界を変えた90s 英国アート」(2026、国立新美術館・京都市京セラ美術館)で作品が紹介されている。

 制作開始からまもなく60年の節目を迎える2人の多様な活動に迫る本展。自らを「生きる彫刻」と称し、全身に多彩色メタリックの顔料を塗り、テーブルの上で歌って踊る初期の傑作《歌う彫刻》(1969)の映像から、宗教やセクシャリティ、都市生活などをテーマにした近年の巨大な写真シリーズ「ピクチャーズ」までが一挙に紹介される。

 また本展では、日本初公開作品のほか、1970年代に2人が揃って来日した際の貴重な写真や映像も展示される。2人が出会った1967年から60年を迎える2027年の記念すべき節目に、2人の表現の真髄を体感できる貴重な機会となりそうだ。

編集部