弘法大師生誕1250年を記念した特別展「空海と真言の名宝」が東京国立博物館で7月に開催。音声ガイドは大塚明夫【3/3ページ】

貴重な「秘仏」11件を特別公開

 本展は各山会所属の十八本山すべてが集結する初の機会となるが、その名宝の数々は第3章「真言宗各派の名宝」にて取り上げられる。日本四大絵巻のひとつである《信貴山縁起絵巻》や、美しい料紙に綴られた筆跡が際立つ《泉涌寺勧縁疏》といった国宝が目白押しだ。

国宝《信貴山縁起絵巻 飛倉巻》(部分、平安時代・12世紀) 奈良・朝護孫子寺 前期展示:7月14日〜8月9日 写真提供:奈良国立博物館

 第4章「真言宗各派の彫刻と秘仏」では、真言宗各派に受け継がれる仏像の名品の数々を紹介。奈良時代に遡る古仏の数々から、初期密教彫刻の魅力を伝える傑作までが一堂に会する。とくに本展の目玉となるのは、普段は見ることのできない貴重な「秘仏」の特別公開だ。会期中、前後期にわたって全11件もの秘仏が上野の地に集結する、またとない機会となる。

 さらに、会期中には秘仏の一部が会場内に用意されたフォトスポットに登場。個人利用の範囲で撮影も楽しめるという。

国宝《五智如来坐像》(平安時代・9世紀) 京都・安祥寺蔵 通期展示
重要文化財《愛染明王坐像》(平安時代・12世紀) 山梨・放光寺 通期展示 写真提供:山梨県立博物館

展覧会ナビゲーターにMISIA、音声ガイドには大塚明夫が就任

 なお、本展ナビゲーターにはシンガーソングライターのMISIAが、音声ガイドには声優の大塚明夫が就任した。巡回なしの貴重な機会となるため、音声ガイドとともにじっくりと鑑賞するのもいいだろう。

本展の音声ガイドにてナレーションを務める声優・大塚明夫。大塚イチオシの秘仏は重要文化財《愛染明王坐像》とのこと 撮影:編集部

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