空海ゆかりの名宝から、そのレガシーを読み解く
展示は全4章で構成される。第1章「空海と真言密教」では、空海ゆかりの名宝に加え、空海が日本に広めた真言密教の世界を体感できる美しい造形や豊かな図像が、「空海ゆかりの名宝」「密教美術の精華」「密教図像の世界」といった3つのセクションで紹介される。

ここでは、高野山・金剛峯寺本坊に創建寺から安置されていたとされる秘仏《弘法大師坐像》をはじめ、空海が中国から持ち帰った国宝《金銅錫杖頭》、空海が密教経典や梵字を書き写した留学中のノートである国宝《三十帖冊子 第二十二帖》などが紹介される。


第2章「後七日御修法の世界」では、空海が創始した真言宗最高の法会「後七日御修法」の世界を、ゆかりの仏像や図像を通じて紹介する。とくに、教王護国寺(東寺)の秘仏で、重要文化財の《聖観音菩薩・梵天・帝釈天立像(二間観音)》の細部に見られる卓越した技巧は大きな見どころだ。




















