今週開幕
「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」(東京国立近代美術館)

東京国立近代美術館で、企画展「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」が開幕した。会期は2026年2月8日まで。開幕レポートはこちら。
本展は、1950〜60年代の日本の女性美術家による創作を、「アンチ・アクション」という視点から再考するもの。戦後、アンフォルメルやアクション・ペインティングと呼ばれる抽象美術が流行し、当初は多くの女性美術家も注目を集めた。しかし、力強さや豪快さといった男性性に結びつきやすい表現が評価の中心となるなかで、女性美術家の作品は次第に顧みられなくなったとされる。
本展では、中嶋泉(本展学術協力者)による著書『アンチ・アクション─日本戦後絵画と女性画家』(2019)にもとづくジェンダー研究の成果を踏まえ、草間彌生、田中敦子、福島秀子ら14名の作家による約120点の作品を通して紹介。各作家がアクションへの対抗意識や独自の創作姿勢をどのように築いたのか、その軌跡をたどる。
会期:2025年12月16日~2026年2月8日
会場:東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー
住所:千代田区北の丸公園3-1
電話番号:050-5541-8600開館時間:10:00〜17:00(金土〜20:00)※入館は閉館の30分前まで休館日:月(ただし1月12日は開館)、年末年始(12月28日~1月1日)、1月13日料金:一般 2000円 / 大学生1200円 / 高校生以下および18歳未満、障害者手帳をご提示の方とその付添者(1名)は無料
「大カプコン展 ―世界を魅了するゲームクリエイション」(CREATIVE MUSEUM TOKYO)

「大カプコン展 ―世界を魅了するゲームクリエイション」が、東京・京橋のCREATIVE MUSEUM TOKYOで巡回開幕する。会期は12月20日~2026年3月1日。大阪展の開幕レポートはこちら。
本展では、家庭用ゲーム機の登場から約半世紀にわたり発展してきたビデオゲームの表現に注目する。ドット絵から始まったゲームの映像表現は、現在では映画に並ぶ高精細な世界を生み出す領域へと進化し、テクノロジーと美術表現の双方を横断する文化として広く浸透している。
カプコンは1983年に大阪で創業し、「ストリートファイター」シリーズ、「バイオハザード」シリーズ、「モンスターハンター」シリーズなど、多様なタイトルを開発してきた。今回の展示では、企画書や原画、ポスター、パッケージなどのグラフィックワークを紹介し、ゲーム制作のプロセスに関わる開発者の創造力と制作過程を紹介している。
会期:2025年12月20日~2026年2月22日
会場:CREATIVE MUSEUM TOKYO
住所:東京都中央区京橋1-7-1 TODA BUILDING 6階
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間:10:00〜18:00(12月21日、2月22日、金土祝前日は〜20:00) ※入場は閉館の30分前まで
休館日:1月1日
料金:一般 2900円 / 高大生 2000円 / 小中生 1000円



















