三連休に見たい展覧会ベスト15。「デザインあ展」から堂本印象の大回顧展、国内最大規模のチームラボ京都まで【3/5ページ】

「Study:大阪関西国際芸術祭 2025」(大阪市内各所)

展示風景より、トニー・マテッリ《ジョシュ》(2010)

 2022年より、大阪・関西万博に向けて毎年開催されてきた民間主導のアートイベント「Study:大阪関西国際芸術祭」が、10月13日に閉幕を迎える。

 今年のテーマは「ソーシャルインパクト」。大阪・関西万博会場でパブリック・アートを展開するほか、大阪文化館・天保山(旧サントリーミュージアム)・ベイエリア 、船場エリア、西成エリア、JR大阪駅エリアなどがその舞台となっている。会場レポートはこちら

会期:2025年4月11日〜10月13日
会場:大阪市内各所
パスポート料金:一般 3500円/ 学生 3000円 / 中学生以下無料
アートフェア料金:一般 3500円/ 学生 3000円/ 中学生以下無料
セットパス:一般 6000円 / 中学生以下無料

特別展「小沢剛の讃岐七不思議」(香川県立ミュージアム

展示風景より

 香川県立ミュージアムで、美術家・小沢剛の四国初開催の大規模個展「小沢剛の讃岐七不思議」が10月13日まで開催されている。

 讃岐(香川県)においても多くの作品を生み出してきた小沢が改めてこの地域で取り組むのは、「七不思議」というテーマ。2008年に金沢で始め、17年ぶりとなる本テーマは、独自の視点で「見るべき、あるいは知っておく“べき”モノ・コト」に着目したものとなっている。本展は様々な土地を旅しながらリサーチを重ねてきた小沢が、讃岐という土地で発見した、まだあまり知られていないが皆が知るべきモノ・コトに焦点を当てた内容となっている。会場レポートはこちら

会期:2025年8月9日~10月13日
会場:香川県立ミュージアム 特別展示室
住所:香川県高松市玉藻町5番5号
電話番号:087-822-0002 
開館時間:9:00~17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月(ただし、10月13日は開館)
料金:一般1200円 / 高校生以下・県内在住の65歳以上の方・障害者手帳、特定医療費(指定難病)受給者証、小児慢性特定疾病医療費の受給者証等の提示者とその介護者は無料

今週開幕

「チームラボ バイオヴォルテックス 京都」

チームラボ 変容する連続体 © チームラボ

 国内の屋内施設では最大規模となるチームラボの新たな常設ミュージアム「チームラボ バイオヴォルテックス 京都」が10月7日にオープンを迎えた。

 チームラボにとっても念願の京都における常設施設となった同館は、3フロアでの展開。これまでのチームラボ施設でも展開されてきた《メガリス》や《Infinite Crystal World》《呼応するランプの森:One Stroke - a Year in the Mountain》《花と人、コントロールできないけれども共に生きる》などはもちろんのこと、「環境が現象を生み、その現象が存在を創る」という「環境現象」をコンセプトにした日本初公開作品《質量も形もない彫刻》などの新作、そして教育的なプロジェクトをテーマとした、複雑で立体的な創造的運動空間「運動の森」や、共創(共同的な創造性)のための「学ぶ!未来の遊園地」、スケッチファクトリーなど、50以上の作品群で構成されている。会場レポートはこちら

開館日:10月7日
住所:京都市南区東九条東岩本町21-5
開館時間:9:00〜21:00
休館日:10月21日、11月4日、18日、12月2日、16日
料金:一般 3800円 / 高校生・中学生 2800円 / 子供 1800円 / 3歳以下無料※事前日時指定予約制、日時による変動価格制