三連休に見たい展覧会ベスト15。「デザインあ展」から堂本印象の大回顧展、国内最大規模のチームラボ京都まで【5/5ページ】

「MEET YOUR ART FESTIVAL 2025」(天王洲運河一帯)

 アートを軸に、音楽・ファッション・ライフスタイルなどの隣接するカルチャーを一堂に会することで、領域を越えた交差を生み出すことを目指す、領域横断型のアートフェスティバル「MEET YOUR ART FESTIVAL」が、今年4回目の開催を迎えた。会期は10月13日まで。

 今年はフェスティバル全体で100名以上の気鋭アーティストが参加。アートエキシビション「Ahead of the Rediscovery Stream」には、故・山峰潤也の意志を受け継ぎ、アーティスティック・ディレクターに森山未來、キュレーターに吉田山、渡邊賢太郎、さらにアドバイザーとして秋元雄史を迎え、人々の記憶や感覚を呼び覚まし、来場者が無意識に抱える原体験へと触れるような、身体的かつ没入的な展覧会が構築される。

 また、アートフェア「MEET YOUR ARTISTS」では、国内外で活躍する気鋭のアーティスト約70名による300点以上の作品を展示販売。キュレーションエリアとして日本の美意識に焦点を当てた「和を以て日々を結ぶ」、協働パートナーとともに12のテーマで構成し、アートと多様なカルチャーの交差を探る「MEET YOUR ARTISTS -CROSSOVER- 」を展開する。

会期:2025年10月10日〜13日
会場:東京・天王洲運河一帯 
料金:一般 3000円 / 学生 2000円

「TOKYO MIDTOWN DESIGN LIVE 2025」(東京ミッドタウン各所)

 六本木の東京ミッドタウンで「TOKYO MIDTOWN DESIGN LIVE 2025」がスタートした。

 東京ミッドタウンが新たに発信する同イベントは、「あたりまえの日常が、おもしろくなるデザインイベント」をスローガンに、生活や人生といった「LIVE」とデザインの関係性を見つめ直す企画だ。

 会場では、国内外で活躍するデザイナーによる展覧会が開催され、視覚・聴覚・触覚など五感を通じて体験できるプログラムも用意されている。なお、イベントのクリエイティブディレクターには佐藤卓(グラフィックデザイナー)が、そして展示のキュレーションには土田貴宏(デザインジャーナリスト)が参加している。

会期:2025年10月10日〜11月5日
会場:東京ミッドタウン各所
住所:東京都港区赤坂9-7-1 
料金:無料

「庄司朝美 トビリシより愛を込めて」(横浜市民ギャラリーあざみ野

庄司朝美 「Window Painting」シリーズより 2022〜23

 横浜市民ギャラリーあざみ野で「Azamino Contemporary vol.16 Shoji Asami: From Tbilisi with Love 庄司朝美 トビリシより愛を込めて」が開催される。

 本展は、庄司によってジョージア各地での滞在を経て制作された約80点の新作を展示。この展覧会では、かつて旧ソ連構成国のひとつだったコーカサス地方の小国ジョージアで、庄司が真摯に見つめた、国家、人種、民族、アイデンティティ、人々の日常生活の断片が凝縮された作品が紹介されるという。

会期:2025年10月11日〜11月3日
会場:横浜市民ギャラリーあざみ野
住所:神奈川県横浜市青葉区あざみ野南1-17-3 アートフォーラムあざみ野内
電話番号:045-910-5656 
開館時間:11:00〜18:00
休館日:10月27日 
料金:一般 500円 / 20歳未満および学生・65歳以上 無料