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「チームラボ バイオヴォルテックス 京都」が誕生。屋内施設では国内最大規模

京都駅から徒歩圏内の場所に誕生した「チームラボ バイオヴォルテックス 京都」。1万平米の展示面積のなかに50以上の作品が展開するこの施設の見どころとは?

文=橋爪勇介(ウェブ版「美術手帖」編集長)

チームラボ 変容する連続体 © チームラボ

 展示面積は約1万平米、通常のスピードで回ると鑑賞所要時間は約4時間──国内の屋内施設では最大となるチームラボの新たな常設ミュージアム「チームラボ バイオヴォルテックス 京都」がオープンを迎える。

 この施設は、京都市が京都駅東南部エリアにおける市有地で実施する「新たな価値を生み出す『創造・発信拠点』となる施設」を設置、運営するプロジェクトの一環としてつくられたもの。チームラボは、アートミュージアムのほか、アートギャラリー、市民ギャラリー、カフェなどの施設を計画しており、プロジェクトを通して京都市の文化芸術や若者を基軸としたまちづくりの推進に貢献するとしている。

エントランス

 チームラボにとっても念願の京都における常設施設となった同館は、3フロア(建築は5フロア)。

 これまでのチームラボ施設でも展開されてきた《メガリス》や《Infinite Crystal World》《呼応するランプの森:One Stroke - a Year in the Mountain》《花と人、コントロールできないけれども共に生きる》などはもちろんのこと、「環境が現象を生み、その現象が存在を創る」という「環境現象」をコンセプトにした日本初公開作品《質量も形もない彫刻》などの新作、そして教育的なプロジェクトをテーマとした、複雑で立体的な創造的運動空間「運動の森」や、共創(共同的な創造性)のための「学ぶ!未来の遊園地」、スケッチファクトリーなど、50以上の作品群で構成されている。

チームラボ メガリス © チームラボ
チームラボ Infinite Crystal World © チームラボ
チームラボ 呼応するランプの森:One Stroke - a Year in the Mountains © チームラボ
チームラボ 連続する生と死 © チームラボ
チームラボ 質量も形もない彫刻 © チームラボ