今週開幕
スウェーデン国立美術館 素描コレクション展―ルネサンスからバロックまで」(国立西洋美術館)

スウェーデンの首都・ストックホルムにあるスウェーデン国立美術館。その素描コレクションから、ルネサンスからバロックまでの名品を選りすぐって紹介する展覧会「スウェーデン国立美術館 素描コレクション展―ルネサンスからバロックまで」が国立西洋美術館で開幕した。会期は9月28日まで。会場レポートはこちら。
スウェーデン国立美術館は、同国王家が収集した美術品を基盤とする世界でもっとも古い美術館のうちのひとつ。素描(デッサン・ドローイング)とは、木炭やチョーク、ペンなどを用いて対象の輪郭、質感、明暗などを表現した線描中心の平面作品のことで、同館の素描コレクションは、世界規模で見ても質・量ともに充実したコレクションとして知られている。
素描は環境の変化や光、振動の影響を受けやすいという理由から、通常海外で所蔵されている素描作品を日本国内で公開することは難しい。そのため、同館コレクションが約80点もまとまって来日するのは本展が初の機会となる。
会期:2025年7月1日〜9月28日
会場:国立西洋美術館
住所:東京都台東区上野公園7-7
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間:9:30~17:30(金土~20:00)※入館は閉館30分前まで
休館日:月、7月22日、9月16日(ただし、7月21日、8月11日、8月12日、9月15日、9月22日は開館)
料金:一般 2000円 / 大学生 1300円 / 高校生 1000円 / 中学生以下無料
「美術の遊びとこころⅨ 花と鳥」(三井記念美術館)

東京・日本橋の三井記念美術館で「美術の遊びとこころⅨ 花と鳥」が開催されている。会期は9月7日まで。会場レポートはこちら。
日本、東洋の古美術に親しむことを目的として企画された展覧会「美術の遊びとこころ」シリーズ。第9弾のテーマは「花」と「鳥」だ。今回は、絵画、茶道具、工芸品に登場する花と鳥を観察することができる。四季を通して咲く花々は、多種多様な姿で美術工芸品のなかに登場している。「花」の展示では、質感が巧みに表現された絵画、技法を駆使してデザイン的・立体的に花を配した工芸品、花にちなんだ銘をもつ茶道具などを展示。
また、鳥も美術を彩る重要なモチーフのひとつだ。今回は長寿を象徴する鶴、身近な存在の雀や鶏、想像上の瑞鳥である鳳凰など、様々な鳥たちを絵画・工芸品を通して見る。
会期:2025年7月1日~9月7日
会場:三井記念美術館
住所:東京都中央区日本橋室町2-1-1 三井本館7階
電話:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間:10:00~17:00 ※入館は閉館30分前まで
休館日:月(ただし、7月21日、8月11日は開館)
料金:一般 1200円 / 70歳以上(要証明)1000円 / 大学・高校生 700円 / 中学生以下 無料
「まだまだざわつく日本美術」(サントリー美術館)

東京・六本木のサントリー美術館で「まだまだざわつく日本美術」が開催されている。会期は8月24日まで。会場レポートはこちら。
作品を見た時に感じる言葉にならない「心のざわめき」は、作品をよく見るための重要なきっかけとなる。本展は、2021年に同館で開催された展覧会「ざわつく日本美術」の第2弾だ。「心がざわつく」ような展示方法や作品を通じて、目や頭、心をほぐし、「作品を見たい」という気持ちを高めてもらいたいという思いのもと企画された。
今回のテーマは、「ぎゅうぎゅうする」「おりおりする」「らぶらぶする」「ぱたぱたする」「ちくちくする」「しゅうしゅうする」の6つにわけられる。まだ知られていないサントリー美術館のコレクションを通して、作品を見るという行為を意識して楽しみながら、日本美術のエッセンスを味わうことができる。
会期:2025年7月2日~8月24日
会場:サントリー美術館
住所:東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階
電話:03-3479-8600
開館時間:10:00~18:00(金、8月9日、8月10日、8月23日は〜20:00)※入館は閉館30分前まで
休館日:火(ただし、8月19日は開館)
料金:一般 1700円 / 大学生 1200円 / 高校生 1000円 / 中学生以下無料



















