今週開幕
「Art Kudan」(kudan house)
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2月16日まで東京のkudan houseにて行われた「CURATION⇄FAIR Tokyo」の展覧会。その第2部となるアートフェア「Art Kudan 2025」が、2月22日〜24日に同会場で開催される。
同フェアでは、kudan houseの4フロアにわたり、古美術から現代美術、工芸まで多岐にわたるジャンルの作品が一堂に会する。参加するのは、国内のアートフェア参加が珍しいロンドンギャラリーや、無人島プロダクションなど、日本のアートシーンを牽引する21のギャラリーだ。
第1部の展覧会で、鑑賞者はアートフェアにも出品される多くの作品を楽しみ、事前にその魅力を知ることができた。アートフェアでは、実際に作品を購入することを通じ、「アートをコレクションする喜び」を体験し、「アートの世界に参加する」感覚を味わうことができるだろう。
会期:2025年2月22日〜24日
会場:kudan house
住所:東京都千代田区九段北1-15-9
開館時間:10:00〜18:00 ※最終入場17:30
料金:一般 3500円 / 学生・障がいのある方 2000円 / 千代田区在住・在勤の方 3200円
特別展「武家の正統 片桐石州の茶」(根津美術館)
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東京・南青山の根津美術館で、特別展「武家の正統 片桐石州の茶」が2月22日から開催される。
片桐石州(1605〜73、貞昌、石見守、三叔宗関)は大和国小泉藩第2代藩主であり、武家を中心に広まった茶道・石州流の祖。我利休の実子である千道安(1546〜1607)から茶の湯を学んだ桑山宗仙(1560〜1632、左近)の晩年の弟子で、利休流の侘び茶をもととした。いっぽう江戸の自邸では、武家層を中心に多くの客人を招き、大名らしい厳かな茶会を開催。
石州の茶は、江戸時代を通して大名や武家に広く浸透し、また江戸城の茶を取り仕切っていた幕府の数寄屋坊主を多数輩出した。本展は、茶道史上に極めて重要な位置を占めながらも、これまで注目されることが少なかった石州と石州流の茶の湯を、没後350年を経て顕彰する初めての機会だ。
会期:2025年2月22日~3月30日
会場:根津美術館
住所:東京都港区南青山6-5-1
電話番号:03-3400-2536
開館時間:10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月、2月25日(2月24日は開館)
料金:一般 1600円 / 学生 1300円