横浜市民ギャラリーあざみ野が、子供のための展覧会「あざみ野こどもぎゃらりぃ2024」を開催する。会期は7月26日~8月4日。
18回目の開催となる今年は、「うごき」をテーマに、アニメーション作家の築地のはら、映像/パフォーマンスの分野で活躍する身体企画ユニット ヨハクの2組のアーティストを迎え、作品展示とワークショップを行う。
現実空間にイラストレーションを挿入してつくるアニメーションやプロジェクションマッピングなどの手法によって、現実と仮想のイメージが融合する映像作品を制作している築地は本展で、巨大なねずみが出現する《NEZUMIMUZEN》をはじめ、展示室の様々な場所でねずみの作品を展示。また、横浜市民ギャラリーあざみ野に収蔵する横浜市所蔵カメラ・写真コレクションの幻燈関連資料とコラボレーションした新作も発表される。
いっぽうのヨハクは、身体の動きを紙芝居、Excel、映像デバイスなど、様々なメディウムや仕組みとかけ合わせることによって、面白いダンスの動きや見え方を追求するユニット。本展では、特殊なパノラマ撮影装置を使った映像パフォーマンス作品《ショー・マスト・ゴー・ラウンド》と、日常生活のなかの動きが現実と映像のなかで交錯する新作《鏡の中のハローグッバイ》が展示され、来館した子供たちはその撮影装置を体験したり、映像のなかで動く自分の姿と遊ぶことができる。
また会期中には、参加した子供たちが描いたイラストに築地が動きをつけてアニメーションに変身させる「うごきだす!みんなのえ」や、自身のカメラやスマートフォンなどの機材を使って、自分の動きをつくるヨハクの「カメラでうごき発見!」などのワークショップ、ヨハクが《ショー・マスト・ゴー・ラウンド》の撮影装置を使ったパフォーマンスも行われる。そちらもあわせてチェックしてほしい。