徳川美術館の所蔵品から、徳川家の歴史と華やかで格調の高い大名文化を紹介する展覧会「徳川美術館展 尾張徳川家の至宝」が東京・六本木のサントリー美術館で開催される。会期は7月3日~9月1日。
愛知・名古屋の徳川美術館は、将軍家に連なる御三家の筆頭格であった「尾張徳川家」に受け継がれてきた什宝の数々を所蔵している。本展では、家康の遺品「駿府御分物(すんぷおわけもの)」をはじめ、歴代当主や夫人たちの遺愛品から、刀剣、茶道具、香道具、能装束などを紹介。とくに、屈指の名品として知られる国宝《源氏物語絵巻》と、3代将軍・家光の長女・千代姫が婚礼調度として持参した国宝《初音の調度》も特別出品される貴重な機会になるという。
なお、本展の開催に先んじて、大阪のあべのハルカス美術館では巡回展も開催(4月27日~6月23日)。こちらの詳細は続報を待ちたい。