五感で体験できる蜷川実花の作品世界。「Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」展がTOKYO NODEで開催へ
写真家・映画監督の蜷川実花による最新の展覧会「蜷川実花展 Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」が、虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの45階にあるTOKYO NODEで開催される。会期は12月5日〜2024年2月25日。
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写真を中心として、映画、映像、空間インスタレーションなどを手がけている蜷川実花。その最新の展覧会「蜷川実花展 Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」が、12月5日〜2024年2月25日に虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの情報発信拠点「TOKYO NODE」で開催される。
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本展は、すべて本展のために制作された映像インスタレーションや立体展示などで構成されるという。データサイエンティストの宮田裕章が全体のコンセプトメイクなどを担当し、建築家の藤本壮介が展示室の一部の空間デザインの監修を務めている。人が識別できる最大数と言われている100万色を用いた「光彩色」で表現した作品に彩られた蜷川の作品世界を五感でイマーシブに体感できる。
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展覧会は、世界から色が消えていることを象徴するような色のない展示から始まり、パンデミックにおける停滞と再生を表現する。その後は、日常にあるシーンや季節によって変化を遂げる自然の生命としての美しさやエネルギーを可視化し、色、光、香りを感じる様々な展示を体験することができる。
例えば、最高天高15メートルのドーム型天井全面を使って大型の映像作品《Flashing before our eyes》が来場者を迎え、動と静、生と死、緊張と緩和など対となる概念が走馬灯のように現れる。上下左右、鑑賞者の視界一面を埋めつくす花々の様子を、映画のセット技術を活用して迫力のある空間で体験できる《Intersecting Future》や、包み込まれるようなクッションに寝転び、天井に投影された映像を鑑賞する《Blooming Emotions》、光によって日常の未来への対峙が感じられる《Embracing Lights》なども展示される。
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作品によっては香りが体験できる空間もあり、会場外ではTOKYO NODE飲食店と本展のコラボメニューも楽しめるので、視覚、聴覚のみならず、嗅覚、触覚、味覚をも含めた五感で作品の世界に飛び込むことができる。なお、本展は巡回不可とのことで、ぜひ会場にて体験してほしい。