写真家の枠を超え、映画やデザイン、ファッションなど、多岐にわたって活躍を続ける蜷川実花。熊本市現代美術館で開催される「蜷川実花展 ー虚構と現実の間にー」では、「虚構と現実」をテーマに、蜷川の写真の本質に迫っていく。
本展は、桜をはじめ色鮮やかな花々を撮影した「永遠の花」や、著名人やスポーツ選手を撮影した「Portraits of the Time」といったシリーズを中心に構成。さらに、父の死に向き合う日々を写し取り、「極彩色」からの新境地として話題になった「うつくしい日々」や、最新作「trans-kyoto」までを通覧することができる。
つねに時代の先駆者であり、様々な表現に挑戦し続ける写真家・蜷川実花の作品世界を、全身で体感できる展覧会になるだろう。