「ニナミカ」の本質に迫る。
蜷川実花の個展が熊本市で開催。
注目の最新作も公開

熊本市現代美術館が「蜷川実花展 ー虚構と現実の間にー」を開催。本展では、蜷川のこれまでの軌跡をたどりながら「虚構と現実」をテーマに作家の写真の本質に迫っていく。会期は6月30日〜9月9日。

Mika Ninagawa Untitled 2017 © mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

 写真家の枠を超え、映画やデザイン、ファッションなど、多岐にわたって活躍を続ける蜷川実花。熊本市現代美術館で開催される「蜷川実花展 ー虚構と現実の間にー」では、「虚構と現実」をテーマに、蜷川の写真の本質に迫っていく。

 本展は、桜をはじめ色鮮やかな花々を撮影した「永遠の花」や、著名人やスポーツ選手を撮影した「Portraits of the Time」といったシリーズを中心に構成。さらに、父の死に向き合う日々を写し取り、「極彩色」からの新境地として話題になった「うつくしい日々」や、最新作「trans-kyoto」までを通覧することができる。

 つねに時代の先駆者であり、様々な表現に挑戦し続ける写真家・蜷川実花の作品世界を、全身で体感できる展覧会になるだろう。

Mika Ninagawa earthly flowers, heavenly colors 2017 © mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
Mika Ninagawa earthly flowers, heavenly colors 2017 © mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

編集部

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