鈴木ヒラクと大原大次郎の発案による「ドローイング・オーケストラ」が開催。日本とフランスをつなぐ一夜限りのセッション

アーティストの鈴木ヒラクと、デザイナー・大原大次郎の発案による「ドローイング・オーケストラ」が3月12日に開催。ゲストにフランス出身のアーティスト、アブデルカデール・ベンチャマを迎え、オンラインで配信される。

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 天王洲のTENNOZ CANAL EASTを中心に、運河沿いの建物や施設を活用して行われる寺田倉庫のアートプロジェクト「TOKYO CANAL LINKS」。その一環として、8名のアーティストによるドローイングセッション・イベント「Drawing Orchestra featuring Abdelkader Benchamma」が3月12日に開催される。

 「ドローイング・オーケストラ」は、アーティストの鈴木ヒラクとデザイナー・大原大次郎の発案によるプロジェクト。初回は東京都現代美術館「MOTアニュアル2019」で、線を「かく」行為を通して協働の空間を切り拓く試みとして行われた。今後はより広い領域から新たな「かき手」を公演ごとに加え、流動的な集団としての実験的な活動を予定している。

 今回は、空間に広がる大規模なドローイングなどを手がけるフランス出身のアーティスト、アブデルカデール・ベンチャマをゲストに迎え、日本とフランスをリアルタイムでつないで開催。ベンチャマ、鈴木、大原に加え、⻄野壮平、村⽥峰紀、やんツー、華雪、中⼭晃⼦という異なる背景を持つ8名の「かき手」が集結する。

 それぞれが生み出す線が映像と音によって出会い、重なり、互いに引き出し合うドローイングセッションでは、様々な分断が顕在化する現代における新たな共創の姿を見ることができるだろう。なおイベントの模様は、YouTube上でライブ配信される。

編集部

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